6月末で運行終了するJR東海の特急用車両「キハ85系」記念グッズの販売が6月20日、名古屋駅中央コンコースにある「グランドキヨスク名古屋」ほかで始まる。東海キヨスク限定商品。
「ひだ」「南紀」「いせ」のヘッドマークをデザインした「キハ85系」記念グッズの「アクリルマグネット」
「キハ85系」は、名古屋から岐阜の高山方面に向かう特急「ひだ」のスピードアップとサービス向上を目的に、旧国鉄の分割民営化で発足したJR東海が最初に開発した特急用車両。大出力エンジンを使うことで高山への到着時間の短縮を実現し、床の高さを高くした「ハイデックカー」と大型窓を組み合わせることによって景色が楽しめる特徴を持つ。
SNSなどでは、大きな窓と高い位置からの視界の広い眺望や、初期の車両のエンジン音、足元が広く確保されている座席などの魅力をつづる投稿が見られる。「魅力にはさまざまな見方があるのでは」とJR東海広報担当者は話す。
同車両は現在、定期列車の特急「南紀」として運転。特急「ひだ」での運転は終了している。
「キハ85系」記念グッズは4種類。実際の車両の「行き先表示」を再現した「ミニミニ方向幕」(3,000円)は、手回しで方向幕を回転して楽しめる。方向幕は「特急南紀 紀伊勝浦」「特急ひだ 高山」「特急南紀 伊勢市」「特急ひだ 富山」や「試運転」「臨時」など23種類。下段の表示(2号車・指定席)は固定。商品サイズは、縦=5.1センチ、横=9センチ、高さ=2.7センチ。
「キハ85形 1100番台」の車両のイラストと、「ひだ」「南紀」「いせ」のヘッドマークをデザインした「アクリルマグネット4個セット」(1,650円)も用意する。かつて運行していた「臨時急行 いせ」のデザインは「運行した期間が短いため、貴重」(東海キヨスク広報担当の高野純さん)という。
「チャーム付きアクリルキーホルダー」(1,100円)は、「キハ85形 0番台」のデザインのキーホルダーに、代表的な行き先表示やヘッドマークをデザインした付属のチャームを付け替えて使える。「車窓クリアファイル2枚セット」(660円)は、運転席の窓部分が透明になっていて、顔写真を入れることで運転士気分を楽しめるという。
「グランドキヨスク名古屋」のほか、名古屋駅構内「ギフトキヨスクエスカ」と「ベルマートキヨスク関西線ホーム(10・11番ホーム)」、「ベルマートキヨスク岐阜中央」などのほか、オンラインショップ「Click!Kiosk」でも販売する。オンラインショップでは10時販売開始。