名古屋のスイーツ「ぴよりん」をラッピングした高速バスの運行が7月21日、始まった。
ぴよりんラッピングバス乗車特典の記念乗車券やポストカード、運行初日限定の「ぴよりん」
JR東海バス(名古屋市中川区)がジェイアール東海フードサービス(中村区)と共同で、期間限定で運行する。
「ぴよりん」は2011(平成23)年7月1日に発売し、12周年を迎えた。名古屋コーチン卵を使うプリンをババロアで包み、粉末状のスポンジや、チョコレートでできた目・くちばし・羽などでヒヨコの姿に仕上げる。
ラッピングバスは車体の前面にイラストで表現したぴよりんの正面の顔、後面に後ろ姿と「ぴよりんHappy Busday!」のメッセージ、側面には三角帽子をかぶったぴよりんやメッセージを施した。定員は40人。
初運行は、8時名古屋発、バスタ新宿経由東京駅着の「新東名スーパーライナー新宿4号」。37人が乗車した。
乗車客には記念の乗車証とポストカード、「300万羽(ぴよ)記念ステッカー」を配布する。初日限定で、車内で食べる「ぴよりん」も振る舞った。乗車客が同バスに乗り込む際に、JR東海バス社員が「今日はありがとうございます」「行ってらっしゃいませ」と笑顔で声をかけながら、乗車特典を手渡しした。特典は準備数なくなり次第終了。
当日の初出発前には名古屋駅新幹線口バスターミナルで出発式が行われ、両社社長が駆け付けた。ジェイアール東海フードサービスの吉村伸一社長は「発売当初は1日30ぴよ(個)売れるかどうかで始まったぴよりん。今回、JR東海バスとコラボでぴよりんはバスに乗せてもらえることになった。うちのぴよりんはいつもお出かけできるのを楽しみにしているので、これから浜松や東京などに行けることを喜んでいる」、JR東海バスの小笠原均社長は「全国でも人気のぴよりんとのコラボ。ぴよりんラッピングバスに乗って旅行などに出かけてバス旅の魅力に改めて気付いてほしい」とあいさつした。
出発すると両社社員らが大きく手を振り送り出した。
ラッピングバスは今後、甲府や大阪、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、高山などを目的地に走る予定。運行情報はJR東海バスのウェブサイトやツイッターで確認できる。運行は2024年1月8日まで。
同日から「名古屋旅行センター」で「ぴよりん×JR東海バス」のオリジナル缶バッジの販売をカプセルトイで始めた。JR東海バスのキャラクター「ばめたん」とぴよりんが描かれたデザインなど5種類とシークレットデザイン2種を用意する。1個300円。準備数なくなり次第終了。