見る・遊ぶ

「円頓寺七夕まつり」開催迫る 名物「張りぼて」準備進む、今年は30体

徳川家康をモチーフにした張りぼてや、準備中の張りぼてや材料の竹ひごがつり下げられる円頓寺商店街

徳川家康をモチーフにした張りぼてや、準備中の張りぼてや材料の竹ひごがつり下げられる円頓寺商店街

  • 112

  •  

 「円頓寺七夕まつり」が7月26日、円頓寺商店街(名古屋市西区那古野1)と円頓寺本街商店街(那古野2)で始まる。今年で66回目。

雪だるまやうちわなどをモチーフにした張りぼてが飾られた昨年の「円頓寺七夕まつり」の様子

[広告]

 商店街のアーケードに、店主や団体、一般参加者が手作りする「張りぼて」がつるされる風景が名物の同祭。今年は海の生き物や昆虫、地元スポーツチームのマスコット、ジンギスカン店が作る「ラムチョップ」、すし店が作る「シャチ」、沖縄創作料理店の「琉球花札あんどん」」、地元幼稚園の「潜水艦」など、趣向を凝らしたモチーフの約30体の作品が祭りを彩る予定。

 飾られた張りぼてに投票するコンクールも開催。区長や地域関係者のほか、昨年からは一般も投票に参加できるようにした。昨年の一般投票を振り返り、円頓寺商店街振興組合理事長の田尾大介さんは「投票する気持ちで張りぼてを見ると、これまでとは違う新しい楽しみ方ができた。よりじっくり観察して回り、たくさん会話が生まれたことが印象的だった。子どもたちも楽しんでいた」と振り返る。投票は期間中、ウェブで受け付ける。投票締め切りは29日24時で、結果は最終日の30日昼ごろに発表する。

 期間中、アーケードには既存の商店街の店舗が店頭で飲食物を販売するほか屋台なども出店する。コロナ禍で中止していたステージイベントを再開し、音楽ライブや大道芸、猿回しなど披露。同商店街に店を構えるカブキカフェ「ナゴヤ座」出演者による練り歩きも予定。

 今年初めて近くの「なごのキャンパス」にサテライト会場を設け、「名古屋おもてなし武将隊」の盆踊り大会(28日~30日、18時~20時)のほか、生フランクフルトやジャンボたこ焼き、マカロンアイスクリームなどを販売するキッチンカーが出店する。

 田尾さんは「コロナ禍が落ち着きを見せてから初めての円頓寺七夕まつり。恒例の張りぼて飾りや屋台が並ぶ中、今年はステージが復活し、なごのキャンパス会場も新設し、盆踊りも開催。家族や友人、会社の仲間たちを連れ添って、パワーアップした円頓寺七夕まつりを楽しみに来てほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~21時。今月30日まで。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース