児童書籍「ざんねんないきもの事典」をテーマにした同タイトルのイベントが8月3日、名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)本館7階催場で始まった。
「ウーパールーパーは水が少なくなるととかわいくなくなる」というウーパールーパーの生体を展示
「高橋書店」が出版する同書は、「どうしてそうなったのか」と突っ込みたくなる一生懸命なのにどこか残念な生き物を紹介した内容。同イベントでは同書に掲載した生き物の生体または人形を「ざんねんな」ポイントとその解説を添えて紹介する。2018(平成30)年に岡山で開催して以来、北海道、仙台、静岡、広島、金沢、福岡、長崎などで開催してきた。
同店での開催は、初日からたくさんの子連れ客でにぎわった。イベント「ざんねんないきもの事典」では、今回が初めてというライオンの子どもの展示のほか、ミーアキャット、ブタ、チンチラ、タヌキ、ハリネズミ、クジャク、タツノオトシゴ、サソリ、ウーパールーパーなどの生体16種類、ホッキョクグマ、パンダ、ゾウ、トナカイ、カバなどの「本物そっくりな」人形7種類を展示する。全て写真撮影可能で、人形には触れることもできる。
展示では生き物を、「ざんねん」な生き方、こだわり、体などの特徴ごとに紹介。「ざんねん」なポイントは、「ライオンは草に苦しめられている」「タヌキはすぐに死んだふりをして本当に死ぬことがある」「チンチラはぬれたら、もう乾かない」「ウーパールーパーは水が少なくなるととかわいくなくなる」「パンダが一日中食べ続けているササの葉にはじつはほとんど栄養がない」「ホッキョクグマの毛が抜けると、肌は黒い」など。
そのほかヒヨコに触れてもらうコーナー(無料、動物の体調により中止する場合がある)や、本物の古代ザメの歯の化石を掘って探してもらう化石発掘体験コーナー(500円)、ぬいぐるみやピンバッジ、書籍「ざんねんないきもの事典」などを販売する物販コーナーも用意する。
名鉄百貨店営業企画室の山本圭一さんは「累計でシリーズ500万部を突破している人気書籍の世界が実物になって展開するイベント。『ざんねんな』ポイントを読みながら本物を見て、改めて動物を観察して勉強する、読んで、見て面白い会場。家族3世代で楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~19時(最終日は16時閉場)。入場料は、中学生以上=900円、3歳~小学6年生=800円、2歳以下無料(未就学児は保護者の同伴が必要)。今月14日まで。