リシュモン ジャパン(東京都千代田区)は3月6日、ミッドランドスクエア商業棟1階に「ヴァン クリーフ&アーペル 名古屋ミッドランドスクエア」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-587-1960)をオープンする。
1906年創業の同メゾンは、昨年100周年を迎えフランス・パリのヴァンドーム本店を全面リニューアルした。1973年より日本に進出し、国内主要都市に13店舗を展開、2005年6月には銀座本店を移転オープンした。同社では、中部圏を販売戦略上重要な拠点と判断しており、中部圏の販売網強化のため、ミッドランドスクエア内に直営店を出店し西日本全体へのブランド認知と集客力の波及を見込む。同店は、銀座本店に次ぎ路面店としての機能を持つ名古屋初の直営店。
店舗面積は、146.4平方メートル。店舗装飾デザインは、イギリス人建築デザイナー、アヌシュカ・ヘンペル氏が担当し「アパルトマンのくつろぎ」をコンセプトに、「ZEN」をイメージしたオリエンタルな神秘性を持つ空間」を演出している。店舗外観には、パリのリュー ド ラペのブティックと共通の黒いファサードを設ける。店内には、四つ葉のクローバーをモチーフにしたベストセラー商品「アルハンブラ」シリーズをはじめ、ジュエリー、時計、ブライダルリング専用のスペース「ブライダル・バー」も設置し、エンゲージリングやマリッジリングを展示する。
同店オープンを記念して「アルハンブラ」シリーズから、ホワイトゴールドと黒蝶貝を組み合わせた「アルハンブラ ミニペンダント」(178,500円)を限定販売するほか、新作の「ラッキー ハートペンダント」(イエローゴールド×白蝶貝=189,000円、イエローゴールド×カーネリアン=199,500円)も先行販売。オープン特別イベントでは、29.88カラットのサファイアを使用した「アサプラ ネックレス」(約6億4千万円)、15.09カラットのオーバルカットダイヤモンドを使用した「パゴダ リング」(約2億8千万円)などのハイジュエリーを展示・販売するほか、ジャクリーン・ケネディ・オナシスさんやチャン・ツィイーさん、マライア・キャリーさんなどセレブ愛用のジュエリーを写真とともに展示する。
同社は、名古屋での直営店出店に関し「高級化が進む名古屋において同メゾンの露出を確保することによってブランドの格の高さを保ちつつ、百貨店の顧客だけでなく、より幅広い消費者へ向けてブランドの認知獲得につなげたい」と期待を寄せている。営業時間は11時~20時。