子ども向け探究学習プログラム「なごやULTLA(ウルトラ)プログラム」が12月2日から、名古屋市内の会場で開講する。
「なごやULTLAプログラム」をアピールする「大ナゴヤツアーズ」代表の加藤幹泰さん
名古屋市教育委員会と「SPACE」(東京都)が企画・運営する同プログラム。一人一人に自分らしく学んでいく方法を見つけてもらおうと、名古屋独自の地域の魅力を取り入れたという「あきない」「くらし」の2コースを用意する。各コース、3日間にわたりプログラムを展開する。
「あきない」のコースでは、「和洋折衷の邸宅に隠された価値とは!?」「みそカツは国境を超えられるか!?」などの切り口で、商売や経済の原理を学んでもらう。開講日は、12月2日・9日・16日。会場は「文化のみち橦木館」(東区橦木町2)ほか。
「くらし」のコースでは、「鬼は鬼でも、あまい鬼とは!?」「街中でくらしのカケラを集めよう!」などの切り口で、身近な暮らしに関わる文化や心身の整え方などを学んでもらう。開講日は、12月3日・10日・17日。会場は「本草閣」(中区千代田5)ほか。
プログラムのナビゲーターは、「本草閣」第9代当主の秋山あかねさん、「名古屋ネタ」に特化したライターの大竹敏之さん、「和のディレクター」として活動する香川絢子さん、「あいち妖怪保存会」共同代表の島田尚幸さん、地元企業のパッケージデザインを手がける「Peace Graphics」が務める。
コーディネートに協力した「大ナゴヤツアーズ」代表の加藤幹泰さんは「学びの視点を広げ、深めてくれる、多様な分野のプロがナビゲーターとして登壇する。漢方や妖怪などユニークなキーワードから、興味・関心のあるプログラムを見つけてほしい」と話す。
参加無料。対象は名古屋市在住・在学の小学4年生~中学3年生。定員は各コース15人程度。応募締め切りは10月31日。