バターにこだわる焼き菓子の店「Buttery(バタリー)」が4月24日、名古屋駅前の複合施設「大名古屋ビルヂング」(中村区名駅3)地下1階にオープンした。
先行販売している新商品の「バタリーマドレーヌ」のほか、「カヌレ」、「フィナンシェ」
2019年に名古屋市西区名駅に本店をオープンした「バタリー」は、フランス産「AOPバター発酵バター」などを使った焼き菓子を本店で焼き上げて販売する。2021年には自家焙煎(ばいせん)コーヒーと焼き菓子を提供するカフェ「バタリー名駅桜通店」を、2023年11月にはホットケーキとクレープが主力メニューの「バタリーカフェ」を、今年3月には三重県鈴鹿市の新ショッピングモール「そよら鈴鹿白子」にミルフィーユやソフトクッキーなどを販売する店をオープンした。
大名古屋ビルヂング店では約12商品をそろえる。バタリーの主力商品「カヌレ」「フィナンシェ」(以上、1個=340円)をはじめ、先行販売する新商品「バタリーマドレーヌ」(同=340円)を並べる。「バタリーマドレーヌ」について、同店店長でパティシエの中村広大さんは「マドレーヌの材料に使うことが多いレモンはあえて使わず、シンプルにバターを味わってもらえるようにした。最後に感じるラム酒の香りも楽しんでほしい」と話す。
さまざまな人が行き交う出店場所の特徴を考え、手土産需要を想定し、ギフト商品も充実させた。フィナンシェとショコラフィナンシェを詰め合わせた「焼き菓子ギフト」(2種類各2個入り=1,450円、(2種類各4個入り=3,000円)、大名古屋ビルヂング店限定の大箱でバタリーマドレーヌ(5個)とフィナンシェ(5個)を合わせた「焼き菓子ギフト(10個入り、3,800円)も用意する。
人気という薄く焼き上げた「バタリークッキー」と「アマンドショコラ」、「メープルくるみ」の3種類のクッキーを詰め合わせたオリジナルデザイン缶入りの「バタリークッキー リュクス」(4,860円)も新たに先行販売する。「バタリーをまだ知らない人も多いと思うので、ショコラ、メープルといった、分かりやすく親しみのある味を組み合わせた」と中村さん。
このほか、「バタリーサンド」(9個入り、3,420円)、オリジナルの「バタリーブレンド」のドリップコーヒーパック(250円)なども販売する。
中村さんは「今回の大名古屋ビルヂング店を含む全5店舗それぞれ、その店にしかない商品がある。大名古屋ビルヂング店はゴールデンウイークの様子を見て手土産利用が多いことがより分かった。ギフトのラインアップをブラッシュアップし、この店のファンをつくっていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~21時。