ホームドアの設置工事が6月下旬、近鉄名古屋駅の2・3番線で始まる。
近畿日本鉄道(近鉄)が6月13日に発表した。同社線内のホームドア設置は大阪阿部野橋駅、現在工事中の鶴橋駅に続き3駅目で、東海エリアでは初めて。6月下旬に着工し、ホームドアが完成するのはホームの改良や基礎補強などの工事を経て、3番線が2026年3月末、2番線が2027年3月末。ホームの狭あい対策として実施する一部階段の撤去やエレベーター新設のほか、ホームと車両の段差や隙間を縮小する工事も行う。ホームドアの種類は大開口ホーム柵。
同駅2・3番線ホームは主に、急行・準急の発着ホーム。同社広報担当者によると、2・3番線はほかのホームと比べ利用者数が多いことからほかのホームに優先し着工。今後は2・3番線以外のホームや名古屋駅以外の駅も対象に、転落件数やホーム上の混雑、降車専用ホームなどの利用状況を考慮して設置を検討していくという。