JR名古屋駅構内を中心に店舗の運営を手がける名古屋ステーション開発(名古屋市中村区竹橋町)は3月30日、JR名古屋駅中央改札口横のレストラン街をリニューアルし「名古屋うまいもん通り」としてオープンする。
同ゾーンは、1988年からレストラン街「グルメワン」としてオープンしていたが、今後も増加が予想されるJR名古屋駅利用客のニーズに対応するため、「気取らず、気軽に、日常的に利用出来る」「ボリューム感と手頃感あるメニュー」などをコンセプトにゾーン全体のリニューアルを決定。仕事帰りのビネスマンや出張の行き帰りで名古屋駅を訪れる客、旅行客などに向け「名古屋の味」を楽しめるゾーンに統一し、新名称「名古屋うまいもん通り」として展開する。
全店舗を合わせた面積は320平方メートル。同ゾーン内の店舗は、寿司「廣寿司」、日本蕎麦「やぶ」、和食・鰻ひつまぶし「香楽」、とんかつ・みそかつ・酒処「キッチンなごや」の既存店4店舗がリニューアルするほか、新規店舗の焼き鳥店「赤い鳥」では、名古屋コーチンや三河鶏を使用した焼き鳥料理などを、カレーショップ「Curry & Beer Bar wave(ウェーブ)」では、カレーライスのほか「金しゃちビール」や「名古屋赤味噌ラガー」などの発泡酒も提供するなど、ゾーン全体で「名古屋独自の味」を展開していくという。
「ひつまぶし」などを提供している「香楽」のスタッフによると「来店客は、出張の行き帰りに利用している人が半数以上で、男性ビジネスマンにはリピーターも多い」という。名古屋ステーション開発の渡部社長は「リニューアルしたゾーン全体では名古屋名物をカバーし、隣接する『名古屋驛麺通り』と合わせて、顧客が毎日利用できる飲食ゾーンとして確立していきたい」と話している。
営業時間は、10時30分~22時30分。(一部店舗により異なる)。