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子どもたちが描く秀吉像のデザインコーヒードリップバッグ 中村のカフェで販売

子どもたちが描いた豊臣秀吉像をパッケージにデザインしたコーヒードリップバッグを紹介する地域ブランド「秀吉のごほうび」を運営する杉原照正さん

子どもたちが描いた豊臣秀吉像をパッケージにデザインしたコーヒードリップバッグを紹介する地域ブランド「秀吉のごほうび」を運営する杉原照正さん

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 子どもたちが描いた豊臣秀吉像をパッケージにデザインしたコーヒードリップバッグの販売が10月4日、豊国神社近くの「MASA cafe」(名古屋市中村区藤江町3)で始まった。

子どもたちが描いた全8種類の豊臣秀吉像をパッケージにデザインしたコーヒードリップバッグ

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 企画したのは、秀吉の出生地である現在の中村区の地域ブランド「秀吉のごほうび」を運営する店主の杉原照正さん。「地元の人にとって『豊臣秀吉』が地名や学校の名前になるなど、当たり前になっているが、秀吉の出生地であることに誇りを持ってほしい」と活動を開始。「『生』くりーむぱん」や秀吉をイメージしたブレンドコーヒーなど、新しい名物になるような商品を開発し、中村の町に足を運んでもらうきっかけにする。

 今回販売を始めたコーヒードリップバッグは、同ブレンドコーヒーのパッケージに地域の絵画教室に通う小学生8人が描いた豊臣秀吉像の絵を1作品ずつプリントする。

 秀吉像を描いてほしいと希望を出しただけだったが、出来栄えを見てびっくりしたという杉原さん。「秀吉が好んだとされるカステラやコンペイトー、ホトトギスなどが一緒に描かれている物もあり、秀吉について調べてくれたことがよく分かった。絵を描く機会が、勉強するきっかけになるんだと気付いた」と話す。

 大河ドラマ「豊臣兄弟!」が来年放送され、秀吉を祭る神社「豊国神社」がある中村公園内に大河ドラマ館ができる。杉原さんは「たくさんの人が来るのは間違いないと思う。中村をたくさんの人に知ってもらうほか、地元の人に改めて誇りに感じてもらうタイミングが来た」と期待を寄せる。

 「子どもだけでなく、地域を巻き込んでパッケージのデザインを増やしていくこともできるなと考えが広がった。当店だけでなく地域の商店なども豊臣にゆかりあるグルメや商品や楽しめるような立ち寄れる場所などを開発する動きが生まれることに期待している。『秀吉のごほうび』ブランドとしてまとめて強くPRしていければ」と意気込む。

 価格は220円。収益の一部は子どもたちが使う画材の購入費に充てる。営業時間は9時~17時。月曜・火曜定休。

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