
天丼専門店「てんどん天舞(てんぶ)」が10月20日、JR名古屋駅中央コンコースにオープンする。
名古屋の歴史にゆかりがある武将の「信長」、「秀吉」、「家康」を具材で表現した天丼
ジェイアール東海フードサービス(名古屋市中村区名駅2)の新業態。席数は40席。
天丼に使う天ぷらの衣は米粉と薄力粉のブレンドで、揚げ油には米油を使う。同社販売促進課の須藤友彦さんは「薄い衣と米油でカリッと揚がり、軽い。時間がたっても衣がべちゃっとしない」と話す。
だしを利かせ、甘さ控えめのすっきりとした後味に仕上げたというしょうゆだれ、強いこくが特徴のみそだれと、岩塩を客席に設置する。POPで、それぞれに合う天ぷら具材を案内する。「名古屋にちなみみそだれを用意した。好みもあると思うので、お客さま自身で天丼にたれや塩をかけてもらうことにした」と話す。
看板メニューの「天舞天丼」(1,200円)はエビ3本、ナス、カボチャ、シシトウ、長芋、エノキダケがのる。そのほか、エビ8本がのる「海老(えび)づくし天丼」(1,500円)、「野菜天丼」(900円)、天ぷら盛り合わせなどもある。
主に観光客に向け、具材で名古屋の歴史にゆかりがある武将の性格や好みを表現した天丼も用意。織田信長の荒々しいイメージで肉を主役の具材した「信長」(2,300円)は、牛肉、鶏肉(名古屋コーチン)、豚肉、鴨肉などを使う。ほか、豊臣秀吉の人たらしな性格にちなんで肉、野菜、海鮮がバランスよく入る「秀吉」(2,200円)、徳川家康の好物のタイにちなんで海鮮をメインにした「家康」(2,100円)を用意する。
10時までは、エビ2本、シシトウ、ナス、長芋がのる「ミニ天丼」(800円)、「天茶漬け」(750円)、「天むす」(650円)などの朝メニューを提供する。
丼メニューにはみそ汁と漬物が付く。
10時からは持ち帰りメニューの「天舞天丼」(1,000円)、「天ぷら盛り合わせ」(800円)も販売する。「注文後に天ぷらを揚げるので温かいまま、新幹線車内やオフィスで食べてもらえるのでは」と須藤さん。
営業時間は7時~22時。