名古屋駅前の名鉄百貨店本店（名古屋市中村区名駅1）のシンボル「ナナちゃん」が12月10日、クリスマス装飾「Christmas（クリスマス）ナナちゃん」に「変身」した。

赤と緑のクリスマスカラーの縞模様の「Christmasナナちゃん2025」

　同店は来年2月28日に営業を終えるため、営業終了前最後のクリスマスナナちゃんになる。営業終了後のナナちゃんの扱いについては、現時点で未定としている。

　今年のクリスマスナナちゃんのテーマは「グリッターナナちゃん！～ナナちゃんとの思い出が、あの頃の音楽で光りだす～」。きらびやかなロングドレス姿で、スカート部分には約8000球のLEDライトが取り付けられ、音楽に合わせて色や光り方、柄が変わる演出が施されている。音楽はナナちゃん横に設置した「ジュークボックス」の画面に表示された5種類の「プレゼントボックス」に触れると流れる仕様で、「きよしこの夜」「おめでとうクリスマス」など全5曲のクリスマスソングを用意。光の演出はグラデーションや雪の結晶、チェック柄など13パターンある。

　企画を担当した名古屋鉄道地域活性化推進本部の波多野葉月さんは「名鉄百貨店の下で迎えるクリスマスナナちゃんとしては最後。華やかさとクリスマスらしさを感じるデザインにした」と話す。

　初日からナナちゃん前には、ドレスの色や柄が変わる様子を写真や動画に収めようと多くの来場者が足を止め、にぎわいを見せた。波多野さんは「皆さんの記憶の中にあるナナちゃんの思い出を、懐かしいクリスマスソングと共に振り返ってほしい。『ジュークボックス』での演出を体験しに、ナナちゃんの間近に来てもらえたら」と来場を呼びかける。

　実施時間は9時～22時（最終日は17時）。「Christmas ナナちゃん」展示は12月25日まで。