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名駅南でイベント「説明が長い料理店~害獣とジビエ~」 大学生が企画運営

「説明が長い料理店」第1回開催時の様子(写真提供=都築ゼミ)

「説明が長い料理店」第1回開催時の様子(写真提供=都築ゼミ)

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 料理を通して社会課題を伝える一日限定の体験型イベント「説明が長い料理店~害獣とジビエ~」が2月19日、エルダンジュ名古屋(名古屋市中村区名駅南4)で開催される。企画・運営は、金城学院大学国際情報学部国際情報学科都築ゼミの学生。

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 「説明が長い料理店」は、料理の提供に加え、その背景にある社会的文脈やストーリーをあえて時間をかけて丁寧に伝えるのが特徴。昨年はフードロスと地産地消をテーマに同会場で初開催した。2回目となる今回は、鹿やイノシシなどによる獣害問題とジビエをテーマに据える。

 プロジェクトリーダーでゼミ生の山本結菜さんによると、近年、農作物被害やクマによる事故が全国で相次ぐ一方、駆除された動物の多くが食用とならず廃棄されている現状があるという。廃棄されてしまう命に向き合い、食べるだけでなく、食の体験を通じてその背景にある社会課題に目を向けようと企画した。準備に当たって、獣害やジビエに関わる人たちへの取材を重ねてきた。

 山本さんは「ジビエを『特別な料理』としてではなく、獣害という社会課題の中で生まれる『食』として、農家や猟師、料理人、行政、研究者など、さまざまな立場の人の視点から見つめ直す企画。それぞれの視点や判断を、料理の提供に合わせて物語のように伝える。獣を『害として』と『命として』見る、双方の視点を理解してもらうのが狙い」と話す。

 当日は学生が進行役を務め、ジビエ料理を提供しながら説明を行う。提供されるのは、アミューズに始まり、ジビエを使う前菜、パイ包み料理、煮込み料理、野菜を使ったデザートなど全6皿のコース。参加者には、料理提供前に配布する1皿につき約1600字の「長い説明文」を読み、その後に食事を楽しむ構成。会場内には説明文をまとめた大型ポスターも展示する予定。メニュー開発は、学生の取材内容やテーマを元に同会場のシェフが担当した。

 「料理店という身近な場を通じてジビエや獣害の現状に触れ、社会課題を自分事として考える機会や、日常の「食」と向き合い直すきっかけになれば」(山本さん)

 開始時間は11時30分。定員は65人。料金は、社会人=6,000円、学生=4,000円。完全予約制。予約は同大(TEL 052-798-0180)都築徹研究室で受け付ける。

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