名古屋駅周辺の宿泊施設や観光スポットを紹介するサイト「名古屋駅の宿」が公開されて1カ月がたった。
運営は愛知県ホテル・旅館生活衛生同業組合中村支部。名古屋駅は街の玄関口であり、周辺には多くの宿泊施設が点在するが、支部長の城野浩之さんは「名古屋の観光といえば名古屋城など、名古屋駅から離れた場所にある文化施設が中心。名古屋駅周辺で回遊する仕掛けづくりが課題だった」と話す。副支部長の土屋造さんは「名古屋駅が位置する中村区は大河ドラマ『豊臣兄弟!』の豊臣秀吉・秀長兄弟が誕生した地。秋には、アジア競技大会、アジアパラ競技大会が開催される。注目度が高まる時期に、まちの魅力を知ってもらうきっかけをつくりたいと考えた」と続ける。
コンテンツ企画などブランディング全般は、名古屋駅西を拠点に、コミュニケーションデザイン事業や地域ブランディングに取り組む広告代理店「トガル」(名古屋市中村区)が担当した。サイト上では名古屋駅の東西エリアに位置する約30の宿泊施設情報と共に宿泊施設が薦める観光モデルコースを掲載。1時間程度で巡れるコースや、歴史、グルメに焦点を当てたコースを紹介する。土屋さんは「地域に根差す宿泊施設だからこそ知っている魅力あるスポットを集約した」と話す。城野さんは「名古屋の宿泊客の約7割はビジネスパーソン。出張のちょっとした空き時間に、気軽に観光する手助けとなれば」と笑顔を見せる。
サイト開設を経て「名古屋駅周辺には本当に魅力的なスポットがさまざまあると再認識できた。引き続き掲載情報の充実とブラッシュアップを図り、まちの魅力を発信していきたい」と土屋さん。城野さんは「観光タクシー事業など、既存の観光インフラとのコラボレーションも検討している」とも。