シンガポール航空は6月1日、名古屋就航20周年を記念して短・中距離路線向け最新設備を搭載したA330をシンガポール-名古屋路線に就航させる。同機の日本での就航は、名古屋が初めて。
シンガポール航空は、数々のアワードでベストエアラインとして受賞歴をもつ航空会社。日本には、東京・大阪・名古屋・福岡の4都市に就航しており、名古屋は1989年に乗り入れを開始し今年で20年を迎える。
A330型機は、機内を明るく落ち着いた空間が広がるページュ系で統一。ビジネスクラスは、バックシェルデザインの革製シートで快適性とプライバシーを確保、エコノミークラスも足回りスペースを広くし、よりくつろげるように工夫した。
エコノミークラスを含む全クラスにiPodポートを搭載しているのも特徴。今年3月に世界に先駆け同社が、シンガポール-ブリスベン路線で採用し、空の上でも気軽にiPodやiPhoneを利用できるようにした。「旅先で撮った映像を帰りの飛行機で楽しむことも可能」という。そのほか、全クラスで最新映画をはじめとする1,000以上のプログラムや、ビジネスツールとして活用できるオフィス・アプリケーションを提供する。
シンガポール航空日本支社長のフィリップ・ゴーさんは「20年という節目の年に新しい航空機を名古屋に就航できたことをうれしく思う。名古屋路線は、ビジネスおよびレジャーともに多くの需要がありシンガポール航空にとって大変重要なマーケットだと考えている」とし、「中部地区の人たちに、いち早く最新の設備を搭載した航空機を体験していただき、より快適な空の旅を楽しんでほしい」と利用を呼びかける。
就航に伴い、ミッドランドスクエア(名古屋市中村区名駅4)地下1階アトリウムのイベントスペースで5月15日~17日、シンガポール航空A330の最新機内設備とシートを体験できるイベントを行う。開催時間は、15日=12時30分~20時、16日・17日=11時~20時。