「名古屋プライムセントラルタワー」横の遊歩道に面したスペースに「名古屋市ものづくり文化の道 情報発信空間『ナゴノスペース』」がオープンし、5月23日、オープニングイベントが開催された。
同施設は、名古屋市西区の地場産業やものづくりにかかわる歴史的まち並みや商店街の魅力の発信を目的に開設された。同じ敷地内のマンション住民やオフィス入居者、近隣住民をはじめとした一般が自由に利用でき、地域のコミュニケーション拠点の役割も担う。現在、紳士靴の企画・製造販売店「シューズボナンザ」が出店するほか、名古屋友禅、名古屋凧などの展示、菓子の販売などが行われている。
当日は、名古屋で生まれたという大正琴の演奏のほか、菓子作り職人によるドラえもんの組み飴の実演が行われた。色付け、味付け、組み立てといった一連の作業を披露。出来上がった飴は参加者や西区長にも振る舞われた。名古屋開府400年のマスコットキャラクター「はち丸」「だなも」「エビザベス」も駆け付け、記念撮影などに応じていた。
ものづくり文化の道推進協議会の林さんは「名古屋友禅やお菓子メーカー・問屋など、今日まで受け継がれている産業が西区エリアに集結している。ものづくりの現場、このエリアの玄関口にナゴノスペースがオープンした。一人ひとりがものづくり文化について説明できる、そこまで持っていきたいと考える」と期待を寄せる。
営業時間は10時~18時。