ウェスティンナゴヤキャッスル（名古屋市西区樋の口町3）は5月より、他業種とタイアップした宿泊プランを展開している。

　きっかけは、ゴールデンウィークに同ホテル社長が発した「名古屋城の駐車場を見てこい！」の一言だった。ホテルに隣接する名古屋城の駐車場に停まっていた車は「ほとんどが県外ナンバーだった」と同ホテル担当者。

　高速道路の1,000円乗り放題や東海北陸自動車道開通で、遠方から名古屋に気軽に足を運ぶ人が増えたことに目を付けた同ホテル。他業種とのタイアッププランを打ち出し、観光としての名古屋をアピールしつつ、さらに幅広い客層の取り込みを狙う。現在、提供しているプランは「『大相撲名古屋場所』観戦プラン」と「『スイートルーム・プライム1』野球観戦プラン」。

　「大相撲名古屋場所」観戦プランは、升席C（2人ツインボックス／弁当・お茶付き）またはいす指定席Bの観戦チケット、ホテルレストラン3店舗で利用できる割引チケット、1泊（朝食付き）をセットにしたもの。料金は、枡席C＝38,000円（2人1室）、いす指定席＝14,000円（1人1室）～。提供期間は7月12日～26日（用意された取組日より選択）。

　「スイートルーム・プライム1」野球観戦プランは、ナゴヤドーム特別室「スイートルーム・プライム1」での野球観戦（野球観戦チケット10枚・ナゴヤドーム駐車券2枚・ビュッフェスタイルの食事付き）、ナゴヤドームまでの送迎に、1泊（朝食付き）がセットになる。料金は1人あたり＝34,000円（10人で利用時）から。提供期間は6月5日～9月30日。

　先日終了した「ボストン美術館」とのタイアッププランは、「目標数を上回る予約が入った」と同ホテル担当者。今後は、ファミリー向けの夏の宿泊プランとして「東山動物園」「名古屋港水族館」、戦国ブームにあやかり、歴史ファンや歴史を学びたい子ども向けの宿泊プランとして「徳川美術館」とのタイアップ企画も予定している。

　タイアップ宿泊プランの詳細はホームページで確認できる。