東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1、TEL 052-566-0109)7階フロア道工具コーナーで販売している日本気象協会監修の「携帯型熱中症計」が話題を集めている。
「携帯型熱中症計」は6月に日本気象協会がインターネットで販売を開始。計測した気温と湿度から日本気象協会の独自の計算手法による熱中症指標値を算出し、熱中症の危険度ランクを「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の5段階に分けLEDランプで表示する。「厳重警戒」を超えるとブザーが鳴る仕組みで、屋内外における職場環境やスポーツ環境、生活環境での熱中症予防に役立てることができる。手のひらに収まるコンパクトサイズで気軽に持ち運びができ、価格もリーズナブルなことからネットショップでは完売状態となっている。
全国で初めての小売店となる同店とANNEX店(中区錦3)。昨年までは、設置型の熱中症計のみを扱っていたが、今年に入り携帯型の存在とその便利さを知り「うちで取り扱って、たくさんの人に広めたい」と協会に問い合わせ、店頭販売が実現した。
販売開始は7月15日。新聞、テレビなどで取り上げられたこともあり、「最初に仕入れた50個は店頭に並ぶとすぐに完売し、追加で仕入れをしている状況」と道工具担当の筧さん。「主に年配の方が友人や家族用に2個3個買っていくが、中には会社や現場、学校などで使用するために何十個とまとめ買いをする方もいらっしゃる」という。価格は1,050円。
「熱中症は屋外でなるイメージだが、湿度が重要で温度が低くても多湿であれば室内や曇りの日でも起こる可能性がある」と筧さん。「個数に限りがあるが機能性が高く手軽で使いやすいので、これを機に熱中症を身近に感じてもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時。