プレスリリース

~若手技術者の早期戦力化で業界の人手不足に対応~ 日本空調サービスが22億円を投じた研修施設を開設

リリース発行企業:日本空調サービス株式会社

情報提供:

建物設備の保守・維持管理を手がける日本空調サービス株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:依藤敏明)は、この度、約22億円をかけてビルメンテナンスに関わる研修施設を名古屋市南区に完成させ、2025年4月より運用を開始することについてお知らせいたします。



ビルメンテナンス業界の未来を創る大型研修施設が誕生
2025年はいわゆる「団塊の世代」(1947~1949年生まれ)が全員75歳以上の後期高齢者となり、人手不足がさらに深刻化することが懸念されています。「ビルメンテナンス情報年鑑2024」によると、ビルメンテナンス業においても、全体では「現場従業員が集まりにくい」が90.4%で最多となり、次いで「現場従業員の若返りが図りにくい」が74.7%となっています。なかでも「現場従業員の若返りが図りにくい」は中部北陸地区で全体より12.0ポイント高い86.7%となっており、喫緊の課題となっています。
このような状況下、当社は技術者の育成や技術力向上を経営の重要課題と位置づけ、そのアプローチの一つとして、ビルメンテナンスに関わる大型研修施設を設立いたします。AIなどに置き換えることのできない技術や経験を必要とする業務は依然重要であり、空調設備を中心とした様々な設備を実機で学ぶことによって、未経験からでも早期に戦力となれる人材を育てます。さらには従業員一人ひとりの技術力向上や人材育成を通じた労働力不足の解消、業界全体の技術力底上げを目指します。

【施設概要】

【実技研修内容】
- 空調設備
- 衛生設備
- 消防設備
- クリーンルーム設備
- 太陽光設備
- 建築設備
- 安全衛生

教育期間を最大2年短縮、技術者育成の新たなステージへ
新入社員に注目すると、これまでは約1週間の日程で新入社員研修を実施し、各拠点に配属後、拠点毎に実施された定期的な技術研修および先輩社員がインストラクターとなる現場でのOJT指導などを通じて、技術力向上に努めてきました。2025年4月からは、全国各地の新入社員を本施設に集合させ、1ヶ月間の集中的な研修を実施します。実際の現場環境を再現した実機研修を充実させ、基礎的な技術力を習得した状態での現場配属を目指します。研修後も本施設を活用した定期的な研修とインストラクターによる現場でのOJT指導を継続することで、教育の質と効率を一層高め、技術力向上を加速させることにより、技術者として一人前になる期間を1~2年ほど短縮することが可能と考えています。





【今後の展望】 業界全体の人材育成の拠点に
2025年4月入社の新入社員研修から運用を開始し、今後当社は、この研修施設を人材育成の重要拠点ととらえ、教育拡充により技術力の底上げと安全意識の向上を図り、高品質サービスの強化を推進してまいります。将来を見据えた本施設の本格的な稼働は、2024中期5ヵ年経営計画にて掲げた「コア技術力指数の向上」の達成に直接貢献する取り組みともなり、従業員一人ひとりの技術力向上による競争力強化につなげることで、更なる人的資本の価値向上を目指します。
また、将来的には他社の技術者を受け入れるなど、オープンな研修施設として運用していくことも視野に入れており、業界全体の発展に貢献してまいります。
※コア技術力指数…本業の成長と相関性が高いと考えられる公的資格にて構築したKPI

■お問い合わせ先
 日本空調サービス株式会社 経営企画部
 お問い合わせフォームURL:https://www.nikku.co.jp/ja/contact/contact1.html

■日本空調サービス株式会社について
【住  所】 名古屋市名東区照が丘239番2
【代表者名】 代表取締役社長 依藤 敏明
【設  立】 1964 年 4 月
【事業内容】 総合建物設備メンテナンスサービス業
当社は、建物設備のメンテナンス・維持管理、設備・環境診断、ソリューション提案を行うサービス部門を中核に、リニューアル工事を主体とする設備工事部門を併せ持つ、建物設備のトータルサポート企業です。
中核事業のメンテナンスサービスで培った技術力を生かし、質の高い診断に基づく省エネ提案・環境改善提案を行い、お客様の立場に立ったきめ細かなサービスを提供します。
【ホームページ URL】 https://www.nikku.co.jp/ja/index.html

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