名駅経済新聞

ロングセラー「マーブルガム」が50周年-バリエーション広がる

丸い形が特徴の「マーブルガム」

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 西区の老舗駄菓子製造メーカー「丸川製菓」(名古屋市西区新道1)が販売するロングセラー商品「マーブルガム」が昨年50周年を迎えた。記念で半年前から行っているキャンペーンも好評のうちに今月末で終了する。

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 マーブルガムは1959(昭和34)年に発売された丸い形が特徴のフーセンガム。「当時、長方形の輸入糖衣ガムが人気で作ってみたが、どうしても熱で球状になってしまう。なら最初から丸い糖衣ガムを作ろうという逆転の発想で生まれた」と誕生エピソードを語る企画部の森さん。

 発売当初はオレンジ味4粒入り5円。当たりがでたらもう一つマーブルガムがもらえる「当たりくじ付き」が子どもたちに喜ばれ広まった。四角の箱に大きく印刷されたフルーツが印象的でその後、グレープ味やイチゴ味など発売する。時代に合わせパッケージや味、製法などを微調整するも大きくは変えず、素朴な味を守り続けてきたマーブルガム。外側の砂糖コーティングは今でも職人が手がけで行い、口に入れた瞬間、すぐに果物の香りと甘味が口に広がるようにしているという。

 昨年9月より「マーブルガム発売50年記念キャンペーン」を実施いている同社。キャンペーンでは、パッケージに「マーブルガム50年」と描かれたガム入りのプレミアムパックと通常販売しているマーブルガム、角ガムの詰め合わせ「ちびっ子パック」の裏面に付いている応募券を送ると抽選で図書カードが当たる。

 キャンペーンとプレミアムガムの販売は今月末で終了。応募券付きの商品は残りわずかで「店頭に残っているもののみ」という。森さんは「スーパーやコンビニで展開していたが、通常より商品もよく出て応募も多くの方からいただき好評を得ることができた」という。

 現在、6粒入り21円(当たりくじ付き)のマーブルガム。商品展開も時代に合わせ、人気キャラクターがパッケージにプリントされたもの、いろいろなガムを組み合わせたセット商品、ビッグサイズ、ご当地ものなど数十種類にバリエーションが広がった。森さんは「50年間培ってきた良い部分を残しつつ、新しいものにもチャレンジしマルカワガムのおいしさをこれからも皆さんにお届けしていきたい」と今後に意欲をみせる。

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