受験生向け祈願達成「合格飴」、話題に-西区の製菓問屋が販売

受験生の祈願達成を願う紅白の「合格飴」

受験生の祈願達成を願う紅白の「合格飴」

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 本格的な受験シーズンを迎え、製菓問屋ナカムラ(名古屋市西区南堀越2、TEL 052-532-1210)が販売する受験生の祈願達成を願ったあめ「合格飴(あめ)」が話題を集めている。

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 合格飴は、切っても切っても同じ図柄が出て来る紅白の仕組飴。同社が展開しているオリジナル仕組飴のオーダーシステム「まいあめ」に進学校から「合格飴」の注文が入ったのがきっかけ。その後、学習塾などからも受注するようになり、「個人の方にもおすそ分けできるよう」同社が手掛けているウェブショップ「まいあめ工房」で定番商品として販売を始めた。

 あめ職人が1釜ずつ図柄を組み込む手作りあめは、20キロ以上の水あめを炊き、冷える前に約40のパーツに分け一気に直径25センチのあめに組み上げていく。丸太のような大きさのあめをサイズと生産数を考えながら、直径2センチまで引き延ばした後裁断してできあがる。「仕組あめを作るには温度と時間がとても重要。熱すぎても冷めてしまっても成り立たない。炊き上がってから40分以内に作らないとあめにならず、計量をするわけではないので職人の経験と決断力が重要」(中村貴男社長)という。

 「合格飴」は、五角形(ごーかく)の絵馬をかたどった箱入り(5個入り=315円)と袋入り(10個入り=210円)の2種類を用意。箱入りは開くと桜の形になり中央に「サクラ咲く!」と受験生への応援メッセージが入っている。

 今シーズンは、既に昨年を上回る4万個を製造。学校、学習塾、個人のほか、受験生が宿泊するホテルなどからも問い合わせがあるという。中村社長は「糖分は脳のエネルギーになるので、『合格飴』を食べて実力を発揮してもらえれば」と受験生にエールを送る。

 注文は、「まいあめ工房」ホームページで受け付けている。

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