名古屋の老舗菓子メーカー・カクダイ製菓が手がける「クッピーラムネ」が1月26日、ドリンク商品になって期間限定で発売された。発売したのは、乳製品・清涼飲料の製造販売を手掛ける日清ヨーク(東京都中央区)。
クッピーラムネは、カクダイ製菓が1963(昭和38)年に発売したラムネ菓子。パッケージに描かれたウサギとリスのキャラクターをトレードマークにしている。「楽しくておいしい駄菓子に着目した飲料を今の流通で提案できないか」と始まった同企画。印象的なキャラクターと約50年という歴史ある駄菓子『クッピーラムネ』に焦点を当てた。「こんなにキャラが立っている駄菓子はあまりないのでは」と日清ヨーク・マーケティング部の大木さん。自身も子どものころよく食べていたという。
原料にクッピーラムネの粉末を使用しラムネ味を再現、イメージをそのまま伝えるためパッケージには白い雲が浮かんだ青空を背景にしたウサギとリスのイラストをあしらった。
発売後、「東海地区はもちろん全国でイメージした通りの売れ行き。『パッケージがかわいい』『クッピーラムネの味がする』などいい反響ばかり」と大木さん。「20~30代の人には懐かしく、若い人たちには新しく感じるのでは」と分析する。「お菓子を飲料として飲める『驚き』と、駄菓子のような『楽しい』『面白い』『おいしい』などの魅力を提供できれば」とも。
価格は110円(500ミリリットル)。全国のサークルKサンクス、ファミリーマート、ミニストップ、ampmなどのコンビニで取り扱う。販売は3月7日まで。