円頓寺商店街で「一箱古本市」―ブックマークナゴヤ初日に開催

「一箱古本市」昨年の様子

「一箱古本市」昨年の様子

  • 0

  •  

 円頓寺商店街で3月20日、本の大型イベント「BOOKMARK NAGOYA(ブックマークナゴヤ)」の初日イベントとして「一箱古本市」が開催される。

[広告]

 東京の不忍ブックストリートで始まった「一箱古本市」は、商店街の軒先を借りて、本好きの人々がそれぞれに持ち寄った古本を販売するフリーマーケット形式の古本市。昨年、円頓寺商店街にて初開催したところ、2日間で延べ100 組200 箱以上の出品があった。「特に初日は天候にも恵まれ大盛況だった。商店街の方々もあまりの反響にびっくりしていたほど」とブックマークナゴヤ実行委員の岩上さん。今年は西エリアの円頓寺に加え、新たに東エリアの覚王山商店街でも開催する。

 今回は56人が計107箱を出店。本好きの女性グループ、親子、夫婦、ライターなど顔ぶれもさまざまで、中には昨年に続いて参加するメンバーも何組かいるという。取り扱う本も、コミック、雑誌、専門書、文庫、絵本、サブカル系などバラエティーに富んでいる。

 当日は、写真紙芝居、フリーライター大竹敏之さんによるトークショー「B級スポット本ライターによるB級スポットの楽しみ方」、ストリートライブなども予定する。

 ブックマークナゴヤの期間中、円頓寺かいわいでは多彩な企画を展開する。アンティーク・リメークショップ「月のののうさ」=オーナー・カワカタミカコさんのはんこ・版画作家としての仕事を店内に展示する「ののうさの仕事展~豆本・イラスト・そのほか~」、寺を改装したオーガニックカフェ「i-cafe(アイカフェ)」=ロハス、仏教、精神世界、料理、暦などのジャンルの本をそろえた「幸せ見つかる小さな図書館」、ギャラリー「AIN SOPH DISPATCH(アイン ソフ ディスパッチ)」=現代アーティストらによる「本」をテーマにした「MOOK=別冊」展(以上今月20日~4月4日)、「galerie P+EN (ギャルリー ペン)」=ファッション、インテリア、ライフスタイルなど日本初公開となる世界の雑誌を一堂に集めた「Magazine Library (マガジンライブラリー)」(今月20日~4月20日)など。

 岩上さんは「本がお好きな方なら、老若男女どなたでも楽しんでいただけるお祭り。店主さんとのお話やコミュニケーションはもちろん、ライブなどもあるので、円頓寺商店街のどこか懐かしい雰囲気の中、おいしい店や路地裏の散策も併せて1日楽しんでいただければ」と参加を呼びかける。

 開催時間は11時~16時。覚王山の「一箱古本市」開催は4月3日。BOOKMARK NAGOYAは4月18日まで。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース