名駅エリアの広小路沿いに9月13日、すし居酒屋「ふらり寿司」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-588-6540)がオープンした。運営は、名古屋を中心に飲食店を展開するプライムサービス(西区)。
東京出身の同社店舗プロデューサー、塚本さんは名古屋駅に降り立った時に「駅前なのに東京に比べ手ごろなすし屋が少ないと感じたのが出店のきっかけ」と振り返る。
店舗面積は68坪。席数はカウンター19席、テーブル席24席、座敷57席を設ける。店内は板場を囲んだカウンター席を中心に、半個室のテーブル席を配置し、カウンター内ですしを握る板前の姿がどの席からも見えるように工夫する。「すし一つとっても、いろいろな食べ方があるので、板前と会話を楽しみながらお好みの一貫を見つけてほしい」と塚本さん。
料理では、すし、刺身をメーンメニューに据え、「昔ながらの味を大切にしつつ、良い意味でとトレンドを取り入れた」一品料理にも力を入れる。
中トロなどの握りからイクラ、カニサラダなどの軍艦ものまで60種類のすしを1貫120円で提供する同店。安さの秘訣(ひけつ)について、「直接市場に買い付けに行くことと、仕入れた魚を頭からしっぽまで、1匹丸ごと料理に使うこと」と話す。
一品料理は、焼き物、揚げ物、蒸し物、煮物、酢の物、サラダなどを取りそろえる。「おすすめ」メニューは、一番人気の「ブリ大根」(590円)、3時間じっくり煮込んで仕上げる「まぐろのカマ煮」(650円)、「まぐろ尾の身ステーキ」(680円)、オリジナル料理「海鮮あんかけ茶碗蒸し」(490円)。客単価は約3,700円。
ターゲットは団塊の世代。オープンして半月ほどだが、週に2、3回通うリピーターも既にいるという。「まだ新参者なので気持ちは0号店。これから浸透させていくとともに、一貫120円を守り続け、まずは名駅に店を増やしたい」と意気込みをみせる塚本さん。「いずれは名古屋で一番有名なすし店になれれば」とも。
営業時間は11時30分~23時。