讃岐うどんを提供する「手打ちうどん かとう」(名古屋市中村区太閤通3、TEL 052-485-9058)が11月27日、中村区役所近く太閤通3の交差点にオープンした。
店舗面積は約14坪。ヒノキを使った重厚なカウンター10席と2人掛けのテーブル2卓を設ける。カウンターには砥部焼のうどん用の器を並べる。
「昔からうどんが好きで、小学生のころから自宅でうどんを作っていた」という店主の加藤隆夫さん。大学を中退し、うどんを勉強するために香川県へ渡り、約4年間有名店で働きながら学んだ。その後、自分の店のイメージをつかむため、兄弟弟子が東京に出店した店に1カ月間勤務した。
麺は香川県から取り寄せた材料を使い、50食を目標に毎朝仕込む。「ツルツルでもちっとした食感。ゆで時間は約10分かかってしまうが早く提供できるよう努力する」。利尻コンブと愛知県産のイリコ、カツオブシなどを使うだしは「とてもさっぱり」。釜揚げなどのメニューで提供する付けだれは「とても好評。食べてもらえばわかる」と自信をみせる。
主なメニューは、「かけうどん」「ざるうどん」(以上400円)、「生醤油うどん」(温・冷、500円)、「あんかけうどん」(600円)、「かしわ天おろしうどん」(800円)、オーダーを受けてから揚げるタマネギ、ニンジン、サツマイモ、ナス、大葉、エビの6種類がのった「天ぷら釜揚げうどん」(900円)、「天ぷらおろしうどん」(900円)など。牛スジ、タマゴ、豆腐などのおでん(各100円)も販売。うどんの「ミミ」と「天かす」を無料で提供するサービスも行う(数に限りあり)。
「地元に愛される店を目標に長く続けていきたい」と加藤さん。営業時間は11時~15時(年内)。年内の営業は30日まで。