靴職人が手がけるオーダーメード靴店「シューズボナンザ」(名古屋市西区名駅2、TEL 052-564-5900)に昨年12月末から、レディス商品が並びはじめた。
2009年5月にオープンした同店。店内には工房を併設し、紳士靴をメーンに販売していた。今までも問い合わせは女性客が多く、その都度断り続けていたが、「そろそろ体制も整いつつあるのでレディス商品の扱いを始めた」と店長の鈴木さん。レディス商品は女性の靴職人・猿渡さんが担当する。
店頭にはベースとなる既製の靴を展示。フィッティング用の靴でサイズや足の形、幅などを利用客と話し合いながら調整し、靴を作っていく。靴の種類は大きくフォーマルな「内羽タイプ」、カジュアルな「外羽タイプ」、履き口の広い「ローファータイプ」で、どれもヒールの高さは3.5センチ。ヒールの高さ前後1センチは変更可能で、それ以上は別注で木型が必要。そのほかユニセックスのスニーカーも並べる。
「使う色や素材を変えたり、仕様を変えたり…。少しのわがままがかなう」と鈴木さん。価格は2万円台。22~24.5サイズ以外は別注(2万円)で木型を起こす必要がある。木型は2年間保存可能。
店頭に並べはじめ、「『待っていました』というお客さまの気持ちが伝わってくる。『これでやっと奥さんにも買ってあげられる』」というご夫婦のお客さまも。「メンズより安価なためか、2足まとめて購入されるお客さまが多いのが特徴」とも。
営業時間は、火曜~金曜=13時~20時、土曜・日曜=10時~18時。月曜定休。