名駅西口に串揚げ専門店「串かつのまいどや」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-459-5800)がオープンして1カ月が過ぎた。オープンは8月7日。運営は、中部地方を中心に飲食事業を展開する甲羅(豊橋市)。
甲羅の新業態居酒屋となる同店。3フロアで構成するも同社が展開する他店舗に比べ店舗面積が狭いことを逆手にとり、立ち飲みスペースのある串揚げ専門店を出店したという。「このかいわいは立ち飲み屋が多いが、ほとんどが焼き鳥をメーンにしている」と料理長の長谷川さん。「うちは本場・大阪をベースにしたオリジナル串揚げで他店と差別化を図る」と話す。
1階は立ち飲みスペース、2階・3階はテーブル席で約70席を設ける同店。店内は、同店のキャラクター「招き猫」のイラストなどを壁に描き、にぎやかな雰囲気を演出する。
料理長の「こだわり」は、揚げ油、衣、ソース。「関西と同じものを使っている」というオリジナルブレンドの揚げ油は、「カラッと揚がり、胃にもたれないうえにコクも出る」。細かいパン粉を付けた衣は薄く「サクサク感が味わえる」。少し甘味のあるソースは、何種類もの材料をフレンドし串揚げ用に整えた。「女性客でも8~10本くらい食べられる」という。
串揚げは1本105円~、豚串カツ、牛串カツや帆立、エビ、マグロなどの魚介、ナス、ヤングコーン、カボチャ、シイタケなどの野菜、カマンベール、うずら卵など約30種を取りそろえる。そのほか、串揚げのセットメニューや本日のおばんざいも。アルコールメニューは全て480円。瓶ビール、酎ハイハイボール、カップ酒、焼酎など用意する。客単価は約1,600~1,800円。
オープン以降、「仕事帰りに軽く一杯というようなサラリーマンが多く来店している」という。「誰でも気軽に『ちょっと、つまんで』と入れるような店にしたい」と長谷川さん。「関西の串揚げがここから広まり、名古屋の街に溶け込んでもらえれば」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~24時(日曜・祝日は16時~23時、テークアウトは13時~)。