名古屋の観光PR活動を目的に活動する「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康が4月29日、ウオーキングイベント「円頓寺幕府 参勤交代ウオーキング」を開催する。
昨年の夏、「400年ぶりに幕府を開いた」という設定で円頓寺(名古屋市西区)かいわいの地域活性化に取り組んできた家康さん。地域イベントへの参加などで地域との交流を図り、新名古屋メシ「円むす」を開発し、かいわいの飲食店のみで販売する企画を進めてきた。「円頓寺幕府には並々ならぬ思い入れがござる」と家康さん。「円頓寺かいわいが盛り上がれば名古屋はいっそうの魅力を発する。名古屋に観光で来る者にも、住まう者にも有益なこととなろう」と期待を寄せる。
今回のイベントは、「名古屋駅と名古屋城を結ぶ」ことを目的に開催。名古屋駅かいわいはここ数年でビルの立て替えなど再開発が進むほか、2027年のリニア開業(予定)も控える土地。名古屋城は2016年に金シャチ横丁開業、2018年に本丸御殿の復元工事完了を予定している。名古屋駅と名古屋城の間に位置するのが円頓寺エリア。円頓寺商店街は名古屋で最も歴史があるといわれ、現在では趣のある姿を残しながら新店舗の出店やイベント開催など動きがある。
「円頓寺幕府」で展開してきた「新なごや名物 円むす」を全国の武将に伝えるため参勤交代を命じ、名古屋城に武将たちが登城する設定。一般参加者を募り、おもてなし武将隊、愛知戦国甲冑(かっちゅう)隊、西区長らと練り歩く。
スタート地点の「ノリタケの森」では、おもてなし武将隊の信長、秀吉、家康らが参加し出陣式を開催。円頓寺に向けて家康が先頭に立って歩き、ほか武将隊メンバーらと参加者がウオーキングを行う。円頓寺では新しい「円むす」(全19種類、価格は店舗により異なる)の食べ歩きや甲冑試着体験などができる。その後、名古屋城に向けて再度歩き、参加者・武将隊・甲冑隊で隊列を作り名古屋城へ入城。場内で行われる武将の演武も観覧できる。
「当日は『円むす』を片手に街を眺めながら食べ歩くのじゃ!観光客や市民の区別なく此度(こたび)の『参勤交代ウオーキング』にはより多くの参加者が集い、共に楽しみたく思う所存である!」(家康さん)と参加を呼び掛ける。
申し込みは不要で、受付は当日9時45分~。参加無料。詳しい情報はホームページやチラシで確認できる。