名駅近くの映画館109シネマズ名古屋(名古屋市中村区平池町4)で8月9日、映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」の舞台あいさつが行われ、出演の佐藤健さん、青木崇高さん、大友啓史監督が登壇した。
109シネマズ名古屋ほかで公開中の映画「るろうに剣心 京都大火編」
同映画はシリーズ累計5800万部を超える和月伸宏さんの漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」が原作。激動の幕末を戦い抜いた伝説の男・緋村剣心が、訪れた新時代と仲間たちを守るために命をかける姿を描く時代劇アクション。2012年に映画第1弾が公開され、興業収入30億円を超えるヒットを記録。世界64カ国で公開された。
新作映画は佐藤さん、青木さん、武井咲さんら前作キャストに、藤原竜也さんら新たなメンバーを加え、「京都大火編(8月1日公開)」、「伝説の最期編(9月13日公開)」の2部作で上映される。「京都大火編」は公開3日間で64万人を動員し、53の国と地域での配給が決定している。
この日は全国10都市で12回の舞台あいさつを行う「全国横断大ヒット!舞台挨拶ツアー」の初日。佐藤さんらは朝から博多、広島、大阪、京都と移動し、名古屋が最後の街となった。
映画の上映終了後、3人が登場すると、大きな拍手と歓声。佐藤さんは「ハードな2時間だったと思うが、皆さんが元気そうで良かった。上映後なので映画に関して何でも話せる。皆さんといろいろな話がしたい」と悪天候の中、詰めかけた約250人の観客の声援に応えた。
青木さんは3人のサインを入れた中日ドラゴンズの帽子をかぶって登場。「一昨日はフィリピン・マニラで舞台あいさつをしたが、すごい応援でうれしかった。今日はできる限りの時間、皆さんとやりとりをしたい」と笑顔であいさつ。大友監督は「今日は見ていただいてありがとうございます。この映画は海外にも勢いよく行けると思う。引き続き応援よろしくお願いいたします」と語った。
3人はハードスケジュールの疲れも見せず、会場から次々に質問を募り、丁寧に答えていった。印象に残ったシーンを問われた佐藤さんは「自分が出ていないところですが、冒頭の志々雄役の藤原さんのシーン。この世の終わりのような場面だった」と意外な回答。大友監督も「地獄絵図をこの世に再現した場面」と藤原さんの演技を絶賛した。
迫力のアクションシーンは前作からさらに力が入った。佐藤さんは「360度を敵に囲まれる一対多数のアクションが難しかった」と振り返る。また、着物での殺陣の大変さなどを語った。監督は「次作のラストバトルもぜひ見てほしい」と9月公開の続編でのアクションシーンにも自信を見せた。
質問の後は、出演俳優からのサプライズ・メッセージコーナーとなり、名古屋出身の武井さんからの全国を回る3人へのねぎらいの手紙が読み上げられた。
佐藤さんは「続編が制作できたのは、劇場に足を運んでくれた皆さんのおかげ。9月には次の作品がある。僕らは2つではなく、1つの映画を撮るつもりで取り組んだ。盛り上げていき、最後に本当に伝説を作りたい。力を貸していただけたら」と話し、2部作の成功を祈った。最後に青木さんがサイン入りの帽子を客席に投げ、3人は歓声の中、笑顔で会場を後にした。
109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマほかで全国ロードショー。