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名古屋タカシマヤで絵本「100かいだてのいえ」展 世界観表現したフォトスポットも

ダンボールや空き箱、木材などで作った大型のおもちゃ

ダンボールや空き箱、木材などで作った大型のおもちゃ

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 ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)で現在、絵本「100かいだてのいえ」の展覧会「あそびにおいで!100かいだてのいえ いわいとしおの絵本の世界展」が開催されている。

絵本作りの土台になったという手作りおもちゃ「リベットくん」

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 絵本作家でメディアアーティストのいわいとしお(岩井俊雄)さんは、愛知県吉良町(現・西尾市)生まれ。子どもの頃に母親から「もうおもちゃは買いません」と言われたことをきっかけに、ものづくりに目覚めたという。

 同絵本は、空まで届く「不思議な家」を主人公が探検し、いろいろな生き物に出会いながら頂上を目指す物語で、100階建て家の絵が縦に描かれ縦開きの絵本になっている。ほかに「ちか100かいだてのいえ」、「うみの100かいだてのいえ」を出版し、シリーズ累計200万部を記録している。

 会場には約200点の原画やアイデアスケッチ、いわいさんが子どもと一緒に手づくりしたおもちゃなどを展示するほか、100かいだてのいえ」「ちか~」「うみの~」の3つの世界観を表現した等身大のセットを置いたフォトスポットも用意。夏休み中で、作品を楽しげに見て回るたくさんの親子連れでにぎわっていた。

 絵本作りの土台になったという手作りおもちゃ「リベットくん」は、動物や植物、乗り物などを描いたボール紙のパーツを足割リベット(割ピン)でとめ、動かせるようになっているおもちゃ。いわいさんが子どもと夢中になって作ったといい、ガラスケースにたくさん展示している。

 ダンボールや空き箱、木材などで作った大型のおもちゃも多数展示。ベーカリーショップやキッチンのセット、クリスマスツリーや椅子と毛布、手袋で作られたトナカイなども。会場の準備の際は、いわいさんの妻、子どもも訪れ、手作りおもちゃの展示や組み立てをしていたという。

 会場の一角には「みんなでつくろう!100かだてのいえ」とし、2フロア分の「部屋」の内容を自由に描くことができるコーナーを設置。子どもたちが描いた「部屋」を壁面に展示している。「いわいさんの手づくりおもちゃを通じて、子どもと一緒に紙に絵を描いて楽しむなど親子でのコミュニケーションを見つめるきっかけになれば」と同企画担当者。

 入場料は、一般500円、大学生・高学生=300円、中学生以下無料。入場時間は10時~19時30分(最終日は16時30分まで)。8月18日まで。

 そのほか、同店8階の「ハンバーガー&カフェ ルイス」では、絵本に登場する「ミツバチさん」のレストランをイメージしたメニューを販売。「ミツバチさんごじまん ハチミツパンケーキ」(864円、ミニオレンジジュース付き、各日10食限定)、「ミツバチさんおきにいり ハチミツレモンジュース」(648円、オリジナルコースター付き)。8月25日まで。

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