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劇団四季が名古屋に新劇場「名古屋四季劇場」 来年10月オープンへ

新劇場「名古屋四季劇場」の完成予想図

新劇場「名古屋四季劇場」の完成予想図

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 劇団四季は8月19日、名駅南に新たな専用劇場「名古屋四季劇場」(名古屋市名駅南2)を建設することを発表した。同社の吉田智誉樹社長との近藤建吾執行役員技術部長が同日、記者会見を行った。

正面から見た客席のイメージ

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 同社は1953(昭和28)年創業以来、全国各地で演劇活動を展開し、名古屋では1966(昭和41)年に中日劇場でこけら落とし公演を開催。旧国鉄笹島貨物駅跡地にテント型の劇場「キャッツ・シアター」(1988年~1989年)を名古屋で初めて開設し、その後、現在のオアシス21(東区)の敷地に東海地区初の仮設の専用劇場「名古屋ミュージカル劇場」(1997年~1998年)を開設。

 東海地区初の常設劇場「新名古屋ミュージカル劇場」(1999年~現在、客席数=約990席)を構え、16年間で4906回の公演を行ってきた。9月20日に始まる「オペラ座の怪人」ロングラン公演の千秋楽(時期未定)をもって現劇場は劇団四季専用劇場としての継続的利用を終了し、土地と建物はオーナーである東陽倉庫に返還するという。

 新しい専用劇場のオープンは2016年10月(予定)。延べ床面積は約4650平方メートルで、敷地面積は約4170平方メートル。客席数は約1200席(車いすスペースは7台分確保)。「舞台と客席に一体感がある、濃密な空間」をコンセプトに据える。客席は2階層で、2階席は極力舞台に近づくように1階席中央部近くまでせり出し、舞台前から2階席最前列までの距離は13.5メートル。客席と舞台の距離が近く、どの席からも見やすいのが特徴としている。

 舞台は固有の設備を持たず、構造によって制限されることがなく作品を受け入れられるといい、制作規模が大きく異なる傾向にある海外の新作ミュージカルにも柔軟に対応できる。

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