名古屋城の二ノ丸広場で11月14日、名古屋のお座敷芸「金のしゃちほこ」を50人で実施する企画「しゃちほこチャレンジプロジェクト」が実施される。現在、参加者を募集している。
同企画は10月30日に開幕する名古屋の伝統芸能や文化をテーマにした「やっとかめ文化祭」の一環。同祭では、名古屋発祥で現在にも受け継がれている和泉流狂言のほか、寺子屋、まち歩き、和菓子めぐりなどのさまざまな企画を用意する。
全国のお座敷にも広まる「金のしゃちほこ」。顔とヒレに見立てた両手を視点に三点倒立をして「金のしゃちほこ」を表現するもので、名古屋のお座敷の名物芸として知られる。
昨年、「金のしゃちほこ」が見られる「お座敷遊び」などのプログラムを実施し、「これは面白い」とメディアなどへの反響も高かったことをきっかけに、同祭実行委員会の中で「金のしゃちほこをみんなでやろう」と昨年から企画を温め、今年実行に至った。
本番に向かうに当たり、日本舞踊西川流四世家元の西川千雅(かずまさ)さんを講師に迎え、2回稽古日を設ける。1日目(10月6日または18日)は踊りやしゃちほこの稽古のほか、正式な和のマナーや立ち振る舞いを習うことができる「和のお作法を学んで女子力アップ」を実施。2日目(11月5日または8日)は、参加者同士の交流会も開かれる。
11月14日の本番は、「着物ごっこ ゆんた」から提供される着物を着用し一斉に「金のしゃちほこの踊り」を披露する。その後、名古屋おもてなし武将隊と集合写真撮影や城内散策も行う。
参加費は5,000円(全2回の稽古、本番の着物レンタルと着付け、呈茶券500円分を含む)。応募締め切りは9月29日。