名駅近くの映画館「109シネマズ名古屋」(名古屋市中村区平池4)で1月16日、映画「パディントン」のキャンペーンが行われ、主人公パディントンの着ぐるみが登場した。
40カ国以上で翻訳され、全世界で3500万部の売り上げを誇るマイケル・ボンドさんの児童文学シリーズが原作。本国イギリスでは2014年の公開時、「アナと雪の女王」のオープニング記録を抜き、全世界で興行収入320億円を超えるヒットとなった。日本語吹き替え版の声は俳優の松坂桃李さんが演じている。
真っ赤な帽子をかぶった熊が、ペルーからイギリス・ロンドンにやってくる。家を探そうと人々に話し掛けるが相手にしてもらえない。そんな中、親切なブラウン一家に出会い、「パディントン」と名付けられる。ブラウン一家の屋根裏に泊めてもらったパディントンは家探しを始めるが、なれない都会暮らしはドタバタの連続となる。
映画宣伝スタッフと共にパディントンがロビーに現れると、来館者が周りに集まり、スマートフォンを取り出した。パディントンは今月5日に熱田神宮の初えびすで授与された福熊手を持参。福をかき寄せるという吉兆開運の縁起物で映画のヒットを祈願し、来館者と握手や写真撮影などを行った。
宣伝スタッフは「イギリスから着ぐるみが日本にやってきて、各地で映画を盛り上げている。熱田神宮では初えびすの商売繁盛にあやかって、『熊手』を頂いた。アットホームな作品なので家族連れで見られるし、スパイ映画仕立てのストーリーもあり、一流の俳優陣の競演で大人が楽しめる部分も。ぜひ映画館に足を運んでいただけたら」と映画の成功を祈った。福熊手は上映期間中、同館に展示される。
映画は同館ほか全国ロードショー。