名古屋市は6月12日、清洲城をスタート地点に尾張国桶狭間で行われた合戦「桶狭間の戦い」を再現するイベントを開催する。
1560年6月12日(永禄3年5月19日)、わずか2000人の織田信長軍が、4万5000人の今川義元軍を打ち破ったとされる、尾張国桶狭間で行われた合戦「桶狭間の戦い」。それにちなんだ3カ所で、「名古屋おもてなし武将隊」のメンバーが演じ、日本舞踊西川流四世家元の西川千雅(かずまさ)さんが脚本・演出を手掛けた「再現劇」を披露する。昨年初開催し、今回が2回目。
清洲城(天守閣前・大手橋)で行われる第1部は早朝4時から始まる。4時20分から河村たかし名古屋市長のあいさつの後、「名古屋おもてなし武将隊」の織田信長さんが演じる「清洲城の出陣」を再現した劇を披露。本物の馬に乗り大手橋を渡る演出がある。その後フォトセッションを行い、5時15分には清洲城天守閣の特別早朝入城も実施(有料)し、通常では見られない清洲城下を楽しむことができるという。
8時からは熱田神宮(神楽御殿、信長塀)に舞台を移し、「戦勝祈願」の再現劇を披露。「神をも信じない信長」が戦勝祈願に訪れたシーンを再現。劇の後は、「信長公が謝礼に贈った」とされる信長塀前でフォトセッションも行う。
13時からは、桶狭間古戦場公園周辺を舞台に、「桶狭間の戦い」の再現劇が行われる。同会場では和太鼓演奏(11時~)や、桶狭間のマスコットキャラクター「おけわんこ」(11時30分~)が登場するステージイベントのほか、戦国史に詳しいラジオDJクリス・グレンさんと、明智光秀の子孫で歴史研究家の明智憲三郎さん、「名古屋おもてなし武将隊」の織田信長さんが、「桶狭間の戦い」トークセッション(14時30分~)などのイベントも行われる。
参加無料。