エバー航空(本社=台湾)は10月21日、中部国際空港セントレア(愛知県常滑市セントレア1)で「ハローキティジェット」の就航記念セレモニーを開催した。
「ハローキティジェット」は、エバー航空とサンリオ台湾がライセンス契約し実現したもので、2005年10月、福岡~台北路線で初就航、次いで11月に成田~台北路線にも登場。「ハローキティ」は日本をはじめ台湾でも人気のキャラクターのため、機体のイラストへ採用した。同機は就航以来90%以上の搭乗率を達成しており、今回名古屋~台北と仙台~台北路線への就航を開始した。
就航を開始したのは、「ハローキティジェット・バージョン2」(エアバスA330-200型機)で、座席数は253席。機体には、客室乗務員姿の「キティ」や「おさるのタミー」、キャプテン姿に扮したキティちゃんの幼なじみ「ダニエル」や、シェフ姿の「クマのティッピー」、などが描かれている。また、機内の壁や客室乗務員のエプロンにも「ハローキティ」のイラストが描かれているほか、搭乗券や機内食、機内販売免税品も「キティバージョン」で統一されているという。
当日同港で行われた就航セレモニーでは、エバー航空陳欣徳社長らが挨拶をした後、客室乗務員姿のキティちゃんやキャプテン姿のダニエル君も登場、初就航便に搭乗した人の中から抽選で4人に「ハローキティジェット」航空券や、システム手帳、ぬいぐるみなど機内でも販売している「ハローキティグッズ」がプレゼントされた。
陳社長は、「『ハローキティ』は日本をはじめ台湾でも大人気なので、『ハローキティジェット』を通じて両国の交流を深めていくことができれば嬉しい」と話していた。
セレモニー終了後は、キティちゃんとダニエル君も搭乗ゲートに移動して出発を見送った。当日は多くの空港利用客やキティファンらが記念撮影を行うなど、キャラクターの人気を物語っていた。