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名古屋タカシマヤで3オクターブの「イングリッシュハンドベル」演奏会

花井メディテック開発の「イングリッシュハンドベル」を使う演奏会

花井メディテック開発の「イングリッシュハンドベル」を使う演奏会

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 3オクターブの「イングリッシュハンドベル」を使った演奏会が12月22日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)3階の「ローズパティオ」で開かれた。

木琴・鉄琴のようにバチでベル部分をたたいて鳴らす奏法での演奏も披露

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 医療機器・理化学機器の部品加工事業を手がける花井メディテック(長野県飯田市)が2009(平成21)年、「イングリッシュハンドベル」の開発を開始。開発着手から15年をかけて、今年1月に3オクターブのハンドベルを完成させ、8月に販売を始めた。

 当日は、南山大学ハンドベルクワイアとその卒業生チームがクリスマスソングや日本のアニメの主題歌や童謡など、なじみある9曲を演奏。ハンドベルは鳴らすほか、木琴・鉄琴のようにバチでベル部分をたたいて鳴らす演奏方法や、少ないハンドベルの数で演奏する楽曲なども披露した。花井メディテック社長の花井孝文さんによると「たくさんの人に聞いてほしい」という思いで、同社からル名古屋タカシマヤと南山大学ハンドベルクワイアらに提案して実現した演奏会だという。

 「ハンドベルは音と演奏の2つの魅力がある」という花井さん。「何百年も伝わる昔ながらの楽器。当社は派手ではない音というコンセプトで開発。素朴だけど広がりや厚みがある。たくさんのメンバーで音をつなぎ合わせて演奏する方法は一体感が味わえる」と続ける。同社は飯田市の小中高・短大にハンドベルを貸し出しているという。「ハンドベルを手にした不登校の子どもが、みんなと一緒に鳴らしてみたいと学校に戻ってきた実例もある。教育にも役立てたい」とも。

 当日の様子を見て花井さんは「演奏会に集まったお客さまがどんな表情をするのか気になっていたが、いい表情を見て安心した」と笑顔を見せる。演奏会後には希望者を対象にハンドベルの試打ができる時間も設けた。

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