フレグランスに特化したイベント「Fragrance Park ~香りの世界へようこそ!~」が11月13日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)10階で始まる。
開店25周年を記念して初開催する同イベントでは、約50ブランド・1000アイテムを展開。フレグランスを中心に、ルームフレグランスや香りにまつわるボディーケア商品など幅広いアイテムをそろえ、名古屋地区初登場や先行発売など、通常展開のないブランドもある。
香りの「初心者」から「香水沼」の人まで、幅広い客層をターゲットに企画した。開催の背景について、同イベント担当者の駒田貴也さんは「コロナ禍をきっかけに国内のフレグランス市場は拡大し、今後も成長が続くと見込まれている。当社でも同様の傾向があり、2024年度の売上伸長率は2019年比285%、2023年比123%と大きく伸びている」と説明。「香りが個性や気分を表現するアイテムとして、また若年層を中心に香水をファッション感覚で使い分けるスタイルが広がっている」と話す。
駒田さんが挙げる注目ブランドは、名古屋地区初登場の「キャロン」や、日本人調香師・大沢さとりさんが手がける「パルファンサトリ」のほか、「身にまとうショコラ」をテーマにした「テオブロマ パルファン」、2003年にタイで誕生した「パンピューリ」など。
体験型イベントも用意する。京都のフレグランス専門店「ル シヤージュ」による「香りの選び方・使い方講座」(11月13日・15日、各日定員12人)や「バラの香りと魅力を楽しむセミナー」(11月14日・16日、各日定員12人)、名古屋市守山区の工房「Haya」による「ハンドジェルクリームづくり」(11月14日・16日、各回定員8人、有料)などを予定する。
イベントの開催に先立ち、11月5日からは1階の正面ステージに、イベントで販売するフレグランスボトル40個を観覧車に見立てた装飾を展開。ステージの両脇にはソニーグループ(東京都港区)が開発した「におい提示装置 NOS-DX1000」を設置し、専用アプリを操作することで、展示フレグランス40種類の香りを楽しめるようにする。
駒田さんは「多数のブランドが一堂に集結する本企画を通じて、『自分の本当に好きな香り』を見つけてほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。今月17日まで。