映画「きみにしか聞こえない」会見に成海璃子さん

映画「きみにしか聞こえない」会見に出席した、主演の成海璃子さん

映画「きみにしか聞こえない」会見に出席した、主演の成海璃子さん

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 6月16日からゴールド劇場(名古屋市中村区太閤1)ほかで公開予定の映画「きみにしか聞こえない」の会見が4月27日、名古屋市内のホテルで行われた。

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 「きみにしか聞こえない」は、10代を中心に人気を集めている作家、乙一(おついち)さんの小説「きみにしか聞こえない Calling You」を映画化したもの。内気で友だちもいない、携帯も持っていない女子高生リョウが、壊れたおもちゃの携帯電話を拾ったことがきっかけで、遠くに住む見知らぬ青年、シンヤと「頭の中でしか聞こえない携帯電話」を通じて会話をするようになる。長野と横浜を舞台に、離れて住む2人の孤独な心が会話を通じて距離を縮め始めた時、思いがけない出来事が起こるというラブストーリー。

 監督は荻島達也さん、主役の「リョウ」を演じるのは、ドラマ「瑠璃の島」、映画「神童」「あしたの私のつくり方」など主演作が続く期待の新人女優、成海璃子さん(15)。相手役の「シンヤ」は、ドラマ「のだめカンタービレ」などに出演した小出恵介さん(23)が演じている。また、ストーリーに共感したDREAMS COME TRUEが書き下ろしたという、映画のタイトルと同名の主題歌も話題となっている作品。

 当日、会見には主演の成海さんが出席。成海さんは「最初に脚本を読んだ時は、『頭の中でしか聞こえない携帯電話』というものが、よく理解できなかった。監督と話をしたり、脚本を読み込むうちに、自然にストーリーの意味や『リョウ』という役の気持ちを理解し、役に入り込むことができた」と話しており、現場にはいっさい脚本を持ち込まずに「リョウ」を演じたという。

 成海さんは「私の頭の中の9割は演技のことでいっぱいで、演じることが本当に好き。音楽をテーマにした映画が好きなので、いつか『スクール・オブ・ロック』のようなコメディー作品や、舞台にも挑戦してみたい」と演技に対する意欲を語る一方、好きな俳優についての質問には、「ジョニー・デップが大好き。俳優として尊敬しているし、憧れている。もし共演できるチャンスがあれば、絶対に受けたい」と、15歳の少女らしさを見せる一面も。

 最後に成海さんは、「この映画に出演して、自分の気持ちをきちんと言葉にして伝える大切さを学んだ。映画を見た人にも、その大切さを感じてほしい」と話していた。

 同作は、6月16日より「ゴールド劇場」をはじめ、全国の映画館でロードショー公開予定。

映画「きみにしか聞こえない」公式サイト

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