飲食店の運営を手がけるジェイプロジェクト（名古屋市中区）は7月17日、「京都下町の味 おべた」（中村区名駅4、TEL 052-561-1010）をオープンした。

　店舗面積は26.1坪。厨房を囲んだカウンター席とテーブル席の54席を設ける。「町家をイメージした」（同店店長）という店内は、「永楽屋」の手ぬぐいや、竹を使った格子窓などで演出する。

　京都のお好み焼き「べた焼き」を中心に提供する同店。同社の新田治郎社長が、生まれ育った京都の古くからの味「べた焼き」を名古屋の人にも知ってもらいたいとオープンした。

　「べた焼き」は、普通のお好み焼きのように生地と具材を混ぜ合わせるのではなく、鉄板に薄く引いた生地に国産牛のホルモン「ホソ」や「スジ」、野菜などの具材をのせ、卵を落として作る。ネギは京野菜の九条ネギを使用。辛めのタレを付けて食べることも特徴の一つで、同店では甘口のほか、「後から辛みがくる」赤辛、「口に含んだ瞬間に辛みを感じる」黒辛の3種のソースを用意する。

　主なべた焼きメニューは、ホソ玉（900円）、油かす（揚げた牛ホルモンをたいて油抜きしたもの）玉（800円）、豚肉、ホソ、牛スジ、イカが入った「ミックス玉」（1,000円）。そのほか、「牛スジそば」「えびそば」（各850円）などの焼きそば、「ホソ入りだし巻玉子」（550円）、「鶏せせり肉とキノコの京プレミアム七味焼き」（620円）、「京壬生菜ときのこベーコン炒め～温玉のせ～」（580円）など、京都の食材を使った一品メニューも展開する。

　営業時間は、月曜～木曜・日曜＝17時～24時、金曜・土曜＝17時～翌3時。