「ビックカメラ名古屋駅西店」(名古屋市中村区椿町6)は12月2日、店頭に設置した特別ブースで7時から任天堂のゲーム機「Wii(ウィー)」の販売を行った。
任天堂が開発したゲーム機「Wii」は、付属の「Wiiリモコン」を使用してゲームプレイ中に「振る」「ひねる」「指す」など実際の動作のように操作して遊ぶことができるのが最大の特徴。取り扱いが比較的簡単なため、「年齢・性別・ゲームの経験の有無を問わず、誰でも楽しめる」として発売前から注目を集めている。国内では12月2日から販売開始で、本体販売価格は2万5,000円。
ビックカメラでは、同社ホームページ上で全国店舗での同機販売時間などを事前告知したため、同店での販売情報を知った購入希望者が殺到、前日の21時閉店直後から行列ができ、雑誌や食べ物を持参して販売開始を待つ「徹夜組」も現れた。
同店では、当日深夜3時30分から購入希望者に整理券を配布、列に並んでいた450人で同店当日販売分が完売し、早朝に同店を訪れたが購入できないことを知り、諦めて帰る人も。
前日の閉店直後から列に並んだ岐阜県の男子学生(18)は、「『Wii』体験会で初めて本物を手にして感動し、絶対に購入したいと思っていた。リモコン操作が面白く、取り扱いが簡単なこともあるが、比較的価格が安いことも購入を決めた理由の一つ」と話し、購入後は「とても嬉しい。徹夜で並んだかいがあった。家族全員で楽しみます」と、満足げな表情を見せた。
同店副店長の前田さんは「2年前に発売した『PSP』以来の熱狂ぶり。今年11月に発売した『PS3』は抽選販売だったため、今日ほど購入希望者は殺到しなかった」と驚いていた。今後の入荷は未定だという。