名駅のレジャービル「名鉄レジャック」(名古屋市中村区名駅南1)に11月11日、店員に扮(ふん)したドアラが現れた。同ビル開業37周年記念イベント「ドアラのレジャックな日 プレミアムキャンペーン」の一環。
1972(昭和47)年、「一つのビルにさまざまな遊び場をパックし、大人の社交場として遊べる名古屋初の総合レジャービル」を目的に建設された名鉄レジャック。「(37周年を迎えられたのは)時代のニーズに合ったテナントを入れて来たおかげ」と広報担当の篠田さん。
記念イベントは、中日ドラゴンズ・マスコットキャラクター「ドアラ」とコラボレーションした企画を展開する。「景気悪化で世の中の多くの人が下を向いて生活している時こそ、お客さまに『うれしい、楽しい、サプライズ』を感じてほしいと老若男女問わず、日本全国にファンを持つドアラにお願いした」という。
「ドアラDAY」の11日、37周年のエプロンを身にまとったドアラ店員がレジャックに出没、レジャック内の各店を回りサプライズな「おもてなし」を行った。店頭に立つとあっという間に人だかりができ、「ドアラ、何かやってー」「こっち向いてー」「ドアラ、かわいい」などの歓声が。この日も、声援に「適当に」応えたり、不思議な動きで出迎えたりするなど、相変わらずの自由気ままな振る舞いで人気を集めた。
そうしたマイペースなドアラにもハプニングが。店内のディスプレーを落としてしまい、「あわやドアラ店員ピンチ」と思いきや、そこはドアラ。観客に突っ込まれるもすぐさま店員に謝罪してやり過ごし、笑いを誘っていた。ドアラは、15日にも出没を予定している。
そのほか、ドアラの直筆入り(印刷)オリジナルエコボトルや金券が当たる「ドアラ★スクラッチ」、ドアラをモチーフにした記念スペシャルメニュー「ドアラ★メニュー」の提供(各店)、期間中利用できる割引クーポン「ドアラの太っ腹クーポン」などの企画も用意する。
40周年、50周年に向け、篠田さんは「今後も『レジャックが、また何かやってるぞ』と注目されるようなイベントを仕掛けていきたい」とし、「長い歴史があるビルであっても、単に歴史や年輪を刻むだけでは存在する価値がない。時代とともに古い殻を脱ぎ捨てて何度でも生まれ変われるようなビルでありたい」と前向きな姿勢をみせる。
営業時間は各店舗により異なる。イベントは今月15日まで。