名駅西の映画館シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8、TEL 052-452-6036)で12月15日、「名古屋ビジュアルアーツ」(中区栄)映像科の講師を務める森零監督と学生が製作した映画作品「ストリートランブルース」の無料上映会が行われる。
同作品は授業の一環で製作されたもの。5月に出演者のオーディションを行い、脚本、撮影などを森監督の下、学生たちが進めてきた。「それぞれが思い切り生きている若い3人の男女をとりまくラブストーリー」と森監督。
ストーリーに、名古屋市科学館、大須観音、オアシス21、名古屋市市政資料館、鶴舞公園、名古屋港水族館など、地元になじみのあるシンボリックな場所や祭り、イベントを盛り込むほか、河村たかし名古屋市長も登場。「名古屋の魅力を発信できるような作品作りをした」(森監督)。クライマックスは栄(中区)の南大津通りの歩行者天国で撮影。「ストーリー上で主役が思いを募らせ、気持ちが爆発するシーンだった。撮影も目立つので通行人から注目を集めた」
この映画を通して、「若者たちに、思い切り生きてみること、やりたいことは実行しておくべき、生きているだけでぜいたくなことを感じ取ってもらえたら」と話す。全体的にせりふが少ないといい、「見る側の想像を膨らませてみてもらうのがいい」とも。
上映時間は19時~、20時30分~の2回。