名駅経済新聞の2013年上半期PV（ページビュー）1位には、近鉄の新しい観光特急の特急券発売の情報を報じた「近鉄名古屋駅～賢島駅を結ぶ観光特急『しまかぜ』、特急券発売へ」が輝いた。

　近鉄名古屋駅と大阪難波駅から賢島駅まで各1日1往復運行する「しまかぜ」。1脚100万円のシートなど豪華でユニークな内装や質の高いスタッフ、伊勢、鳥羽、賢島方面へ観光の楽しみの一つとして、鉄道ファンのみならず、ツイッターなどでも「一度は乗ってみたい」という一般の声が多く聞かれるほか、今年20年に一度の「式年遷宮」が行われる伊勢神宮への全国的な注目もあり、地元以外からの閲覧数も多いことがうかがえる。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 近鉄名古屋駅～賢島駅を結ぶ観光特急「しまかぜ」、特急券発売へ（2/14）
2. 近鉄名古屋駅～賢島駅間を結ぶ新型観光特急「しまかぜ」お披露目（3/7）
3. 名駅にビアレストラン「キリンシティ」－3回で注ぐ「ご馳走ビール」売りに（5/1）
4. 名駅に大型店「スペイン食堂MARU」－70坪ワンフロアに最大160人収容（1/8）
5. 快晴の名古屋から新型観光特急「しまかぜ」出発－乗客ら笑顔で乗り込み（3/21）

6. 円頓寺エリアにワッフルと雑貨の店「モッカ」－柳ヶ瀬の店の味受け継ぐ（4/2）
7. 名駅のオーダーメード靴店「シューズ・ボナンザ」、新作パンプス販売開始（1/28）
8. 名駅に「バリィさん」登場－四国・愛媛県フェアで、「白いオムライス」なども（1/29）
9. 名鉄百貨店「屋上ビアガーデン」始まる－「ジャックダニエルブース」も （5/7）
10. 円頓寺のカフェ、女性客の要望に応えランチ開始－8種のサラダバーも（5/28）

　1位と2位、5位に「しまかぜ」を報じた記事がランクイン。2位のメディア向け試乗会の記事は、展望車両、カフェ車両など内装を捉えた写真が人気を集めた。3位と9位に、夏に需要の高まるビアガーデン、ビアホールの記事がそれぞれ入り、特にビアレストラン「キリンシティ」は、今年新しくオープンした店舗で、名駅にまた新たに夏を楽しめるスポットが登場したことが話題に。4位には、根強い人気で名駅エリアにも立て続けにオープンするスペインバルの新店を報じた記事がランクイン。ワンフロア160人収容というスケールにも注目が集まった。

　近年、飲食店など新しい店舗の出店が続く円頓寺の情報は、6位と10位にランクイン。昭和レトロな雰囲気で、住民同士の交流が変わらずある温かさのあるエリアに、お目当ての店を訪れる外からの来街者の姿も目立つようになった。

　そのほか、11位には、6月3日と最近の掲載記事ながらも「大名古屋ビルヂング」の新築工事着手を報じた記事がトップ10に迫った。長年なじみのあるビルへの興味の高さが見て取れた。

　引き続き工事が進む駅前の大型ビルの建て替え、再開発を進めるささしまライブ24地区などの大きな動きのほか、既存の地域のよさを生かし、にぎわいづくりを行う地区単位の細かいが面白い動きなど、名古屋の玄関口として名駅エリアの魅力ある街へ向けたさまざまな角度からの動きに着目していきたい。