ビアホール・レストランなどを運営する「サッポロライオン」(東京都中央区)が6月17日、同日開業する商業施設「KITTE名古屋」(名古屋市中村区名駅1)地下1階に「CRAFT BEER KOYOEN(クラフトビヤ コウヨウエン)」(TEL 052-589-8223)をオープンする。
千種区にある「名古屋ビール園 浩養園(こうようえん)」併設ブルワリーで醸造するクラフトビールの魅力を、名古屋駅前で広く発信するフラッグショップとして新たに立ち上げた同店。店舗面積は約69坪。席数は131席。「浩養園」は、1931(昭和6)年にビール工場隣接の接待所として開業したもので、現在はビールとともにバーベキューなどを楽しめる大型ビアホール・ビアレストランとして営業し、人気を集めている。
「クラフトビヤ コウヨウエン」では「浩養園」と同店だけでしか提供していない「浩養園クラフトビール」4種類(種類によって同社チェーン店舗でも販売する場合もある)と、サッポロビールの100%子会社のジャパンプレミアムブリューが製造・販売する「Craft Label」シリーズの3種類の計7種類の国産クラフトビールを目玉に販売する。価格は、「浩養園クラフトビール」=「ゴールデンエール」「ヴァイツェン」「ダークヴァイツェン」、限定醸造の「クラフトリモーネ」(以上、864円)。「クラフト ラベル」=「柑橘(かんきつ)香るペールエール」「Hello! ヴァイツェン」、「香り踊るジャグリングIPA」(以上756円)。7種類のクラフトビールから3種類を組み合わせ、ミニブーツ型のグラスで提供する飲み比べセット(1,382円~1,598円)。
そのほか、生ビール「サッポロ黒ラベル」(648円)、ビアカクテル、カクテル、ハイボール、ワインなども用意する。
フードメニューは、東海三県の食材を使った料理、クラフトビールに合わせて開発した料理を用意する。愛知県三河地方のブランド豚肉「もち豚」を使った「愛知みかわ豚のハムステーキ」(1,382円)、三重県四日市市のご当地メニュー「トンテキ」を「KOYOEN風に仕上げた」という「KOYOEN鉄板トンテキ」(1,188円)、「松阪牛の生ハム」(1,026円)、「飛騨牛 中落ちカルビ串の炙(あぶ)り焼き」(80グラム、1,706円)、岐阜県加茂郡の「椎茸ブラザーズ」の原木シイタケを使った「原木椎茸のビヤフリット 抹茶塩添え」(810円)など。
そのほか、ニュージーランド産「グリーンマッセル」を使った「活パーナ貝『グリーンマッセル』の鉄鍋蒸し」(3,218円)、ラムすね肉の煮込み「NZ産ラムシャンクの煮込み」(1,814円)など。
同店支配人の佐伯康一さんは「浩養園で醸造するクラフト、『名古屋の地ビール』ともいえる浩養園クラフトをより多くの方に楽しんでいただくとともに、東海三県の食材を使用した料理を一緒に味わっていただくことで、一層名古屋について知り、名古屋を愛していただきたいとの思いでこの店を作った。名古屋の魅力を発信し、多くの方に楽しい時間を過ごしていただけるようスタッフ一同、頑張っていく」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~23時。