名古屋駅西の「グローカルカフェ」(名古屋市中村区則武1)で11月12日、社会的マイノリティーをテーマにしたイベント「『性同一性障害』は神様がくれたギフトになった。soar(ソア)と考える『自分らしく生きる』ということ」が開かれる。
同イベントは、「まちじゅうがキャンパス。誰でも先生、誰でも生徒」をコンセプトに活動するNPO法人「大ナゴヤ大学」と、社会的マイノリティーの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたウェブメディア「soar」の共催で行われる。
当日は、「soar」代表で編集長の工藤瑞穂さんと、トランスジェンダーの浜松幸(こう)さんが参加するトークイベントなどを開催。小さいころから「女の子」としての自分に違和感を持っていた浜松さんは、高校時代に自分の気持ちを認識し、友人、先生、家族にカミングアウト。以来、男性として生きることを決意。大手居酒屋ではクレーム対応を買われ最年少店長として勤務し、外国人雇用・教育にも取り組んだ。現在はバー経営やラジオパーソナリティー、石巻での復興支援ボランティアなどでも活動する。
企画を担当した大ナゴヤ大学の井上麻衣さんは「性同一性障害はネガティブに捉えられがちなことだが、浜松さんのインタビューなど見てみるとポジティブに動いていることがわかり、人として魅力的。爽やかで強みを感じた」と話す。
トークイベント後は来場者を交えたディスカッションを展開。井上さんは「LGBTについて興味がある人や、悩みを持っている人、前に進む勇気がほしい人など誰でも参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は15時~17時15分。参加費は2,000円(ワンドリンクと、チーズケーキまたはガトーショコラが付く)。定員は25人。申し込みは大ナゴヤ大学ホームページで受け付ける。