新ビルのオープンなどでにぎわいを見せた2016年の名駅エリア、名駅経済新聞の年間PV（ページビュー）ランキング1位に輝いたのは、上半期に続いて、ジェイアール名古屋タカシマヤのチョコレートの祭典を伝える記事だった。

　規模、売り上げともに「日本一」を掲げる年に1回のチョコレートの祭典は、期間限定品やオリジナル商品なども登場し、東京、大阪からの来店もあるなど年々人気を高める。2位のJRゲートタワーの記事は掲載後3日間で2位に上り詰め、注目度の高さがうかがえる。ジェイアール名古屋タカシマヤの新展開「タカシマヤ ゲートタワーモール」も入居する。そのほか、KITTE名古屋、大名古屋ビルヂング、シンフォニー豊田ビルの出店内容に関する記事がランクインした。

　ランキングは、今年1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 名古屋タカシマヤでチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」（1/22）
2. 名駅前複合ビル「JRゲートタワー」が開業日発表（12/17）
3. 名古屋タカシマヤで「レゴ フェスティバル」　レゴランド完成イメージの巨大ジオラマ登場（7/16）
4. 円頓寺商店街に「カブキカフェ ナゴヤ座」 マップ配布など地域連携企画も（3/1）
5. KITTE名古屋が出店ラインアップ発表 名古屋初出店や新業態など36店舗（3/17）

6. 名駅前・大名古屋ビルヂングにオープンする「イセタンハウス」フロア概要発表（2/3）
7. KITTE名古屋に「クラフトビヤ コウヨウエン」 「浩養園」の新業態（6/14）
8. 名駅「シンフォニー豊田ビル」、開業時期と出店内容明らかに（6/22）
9. 「KITTE名古屋」開業へ 飲食・物販など東海エリア初出店や新業態も（6/15）
10. 名駅に大型スペインバル 400坪に地元飲食4店舗、3年間限定出店（11/8）

　オフィス、商業施設、飲食店のほか、ホテルや映画館などの機能も備えるビルもあり、ワーカーのほか、買い物や食事、レジャーなどでも選択肢が増えることになる名駅エリア。東海地区初出店や有名店の新業態などに特に期待が高まる。

　3位には名古屋駅から乗れる鉄道「あおなみ線」の金城ふ頭駅が最寄りの「レゴランド・ジャパン」（来年4月1日オープン）のPR企画の記事、4位にはイベントや新店オープンなどで話題を集めている円頓寺エリアにできた「カブキカフェ ナゴヤ座」、11位には同じく円頓寺にできた商業施設「ハモニカ荘」のオープンを報じた記事、13位には柳橋市場にオープンした有名ビストロのシェフが監修する焼き肉店、15位には有名フレンチシェフが手掛ける古酒専門バーなど、名古屋駅から近い名古屋の新スポットや特徴ある個人店舗など、まだまだこのエリアを湧かせるネタが生まれそうだ。

　来年の春にはJRゲートタワーもオープンしさらに来街者が増えることが予想される。大型ビルだけでなく、街全体の活気につながることを期待したい。