名駅南の映画館「109シネマズ名古屋」(名古屋市中村区平池町4)で4月12日、映画「ママレード・ボーイ」の試写会が行われ、出演の桜井日奈子さんが舞台あいさつで登壇した。
同映画は吉住渉さんが1992年~1995年に「りぼん」に連載した同名漫画が原作。互いの両親がそろって離婚と再婚をしたために一緒に暮らすことになった男女の複雑な恋愛を描くストーリーが人気となり、シリーズ累計1000万部を突破するヒット作となった。1995年にアニメ化、2001年に台湾でテレビドラマ化され、現在は「Cocohana」に続編「ママレード・ボーイ little」が連載されている。
突然、同級生と同居することになった高校生・光希を桜井さんが映画初主演。もう一人の主人公・遊を「銀魂」「リバース・エッジ」の吉沢亮さんが演じる。「ストロボ・エッジ」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の廣木隆一監督がメガホンをとり、「今日、恋をはじめます」「彼女がその名を知らない鳥たち」の浅野妙子さんが脚本を担当。出演はほかに中山美穂さん、檀れいさん、谷原章介さん、筒井道隆さんら。
登壇した桜井さんは「こんなにたくさんの人に集まっていただいて、どえらいうれしいがね」と名古屋弁であいさつ。昼食に、ひつまぶし弁当を食べたと話し、「とても美味しかった。出汁がボトルで用意されていて、飲みたくなった」と笑顔を見せた。
桜井さんは原作について「役が決まってから漫画とアニメを見た。約20年前の作品なのに、両親がパートナーを交換する設定は、新しいと思った」と話し、「遊と2人でシチューを食べるシーンが一番好き。まだそんなに仲良くないけれど、お互いを意識しているのが、言葉ではなく雰囲気で伝わるところにキュンとした」と振り返った。
最後に桜井さんは「光希と遊の恋愛や、そのほかのいろんな恋愛が描かれていて、家族の絆も描かれている」と映画の見どころをアピール。映画館への多くの来場を呼び掛けた。
4月27日から109シネマズ名古屋、ミッドランドスクエアシネマほかで全国ロードショー。