名駅の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」(名古屋市中村区名駅4)で7月4日、映画「BLEACH」の試写会が行われ、出演の福士蒼汰さん、早乙女太一さんが舞台あいさつで登壇した。
同作は久保帯人さんが2001年~2016年に「週刊少年ジャンプ」に連載した同名漫画が原作。高校生が死神になるという斬新な設定と迫力のあるアクション描写が人気となり、国内外を合わせたシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破し、アニメ化や舞台化もされるヒット作となった。
死神になる主人公・黒崎一護を福士さん、一護と行動を共にする謎の女・朽木ルキアを「湯を沸かすほどの熱い愛」の杉咲花さんが演じる。メガホンを取るのは「アイアムアヒーロー」の佐藤信介監督。早乙女さんは死神・阿散井恋次を演じた。出演はほかに吉沢亮さん、MIYAVIさん、江口洋介さん、長澤まさみさん、田辺誠一さんら。
150組300人の募集に1万2000通を超える応募があった同試写会。登壇した福士さんは「すごく皆さんと近くて、今日は楽しい会になりそう。本日は短い時間ですがお願いします」と笑顔であいさつした。
アクションシーンはスタントマンなしで撮影したという福士さん。「刀がすごく大きいので難しかった。立てると身長と同じくらいあり、すごく重くて、殺陣をやるのは結構大変だった」と振り返る。早乙女さんは「ワイヤアクションが初めてだったので苦労した。恋次は原作だと身長が高いので、少しでも近づくように足袋の中にインソールのようなものを入れた。アクションシーンでは転びそうになったことも」と話す。
演じた役と似ているところを聞かれた早乙女さんは「僕は恋次のようにオラオラしてないが、あまり頭で考えるタイプではなく、直観的に動くところは似ている」と話す。福士さんは「僕は一護のように友達も多くなかったし、人気者ではなかった。彼の男らしさを表現するのは苦労した。原作のように、ずっと眉間にしわを寄せていた」と劇中の表情を見せ、会場を盛り上げた。
最後に早乙女さんは「この作品特有の空気、世界観を味わっていただけたら。皆さん、楽しんでください」とあいさつ。福士さんは「キャラクター一人一人の関係性や心情の変化にも注目して観てもらえると、より面白くなるはず。スピード感があり、すごいアクションになっているので、楽しんで見てもらえたら」と映画の見どころをアピール。多くの来場を呼び掛けた。
7月20日からミッドランドスクエアシネマほかで全国ロードショー。