商業施設「KITTE名古屋」(名古屋市中村区名駅1)で現在、有松絞りを使った夏の装飾が展開されている。
有松絞りは名古屋市緑区の有松地域を中心に作られる絞り染めで、江戸時代から約400年続く名古屋の伝統工芸。同施設は名古屋のものづくり文化の発信もテーマとしていることから有松絞りを採用した。
1~3階の吹き抜けのアトリウムには天井から10種類の有松絞りの反物(たんもの)を吊り下げたディスプレー。既存の高さ8.88メートルの金のシャチホコをイメージしたオブジェともマッチして楽しむことができる。隣接するJRゲートタワーとつながる2階の歩行者通路には反物15種類を横位置で見せたディスプレーを設置。涼し気な見た目で通行人の目を楽しませている。7月31日まで。
14日からの週末は、1階アトリウムで無料で体験できるワークショップ「ものづくりひろば」を実施。14日=ハーバリウム作り、15日=貝殻フォトフレーム、16日=和紙お面、21日=美濃和紙ランプシェード、22日=木製のバターナイフ(11時、13時)・アイススプーン(14時30分、16時)、28日=美濃和紙で作るおきあがりこぼし、29日=風鈴色付け体験。各日、11時、13時、14時30分、16時からの時間制で所要時間は約1時間。各回開始時間の20分前から先着順で受付開始。各回定員30人で定員に達し次第受付を終了する。