劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」に出演中の俳優が登場するトークイベントが3月29日、ミッドランドスクエア(名古屋市中村区名駅4)地下1階アトリウムで開かれた。
物語の舞台は15世紀末のパリ。不幸な運命を背負った優しく純粋な心の持ち主「カジモド」は大聖堂の鐘楼に住み、鐘を突き続けてきた孤独な青年。いつも外に出ることを夢見てきたカジモドが年に一度の祭りで大聖堂を抜け出し外の世界へ。そこでジプシーの娘で美しき踊り子の「エスメラルダ」に出会う。カジモドを取り巻く人間ドラマを描く。
当日は、公演を終えてからカジモド役の金本泰潤さんとエスメラルダ役の松山育恵さんが駆け付けた。会場には多くのファンが集まり、金本さん、松山さんが作品について語る話に耳を傾けた。途中、金子さんが劇中の歌を披露。会場に伸びやかな歌声が響いた。
金本さんは「心えぐられるような内容。それぞれ登場人物がいい面、悪い面を持っていて、本気でぶつかり合っている。見る方のその時の感情により見え方が変わるのでは」。松山さんは「誰もヒーローではない、悪でもない。ディズニー作品ではあまりない設定で魅力ある物語。エスメラルダは美しく心の強い女性だが、感情が大きく揺れ動く役の内容。千秋楽までにゴールデンウイークもあるので、とにかく一度は見に来ていただきたい」と来場を呼び掛けた。
公演は名古屋四季劇場(名駅南2)で5月19日まで。チケット料金は、S席=1万1,880円、A席=8,640円、B席=6,480円。